阪神・佐藤輝、9回に執念同点演出 元同僚の楽天・加治屋からヒット、雨の中で観戦の祖母へ勇姿届けた

[ 2025年6月15日 05:15 ]

交流戦   阪神4―5楽天 ( 2025年6月14日    楽天モバイル )

<楽・神>9回、佐藤輝は右前打を放つ(撮影・平嶋 理子)
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 阪神・佐藤輝が、9回先頭で一時同点へとつながる右前打を放った。3―4からの逆転を期した土壇場で、昨季までの同僚・加治屋がフルカウントから投じた外角高めのフォークを攻略。この日は宮城県内に住む父方の祖母・美智恵さんが現地観戦。降りしきる雨の中、赤いポンチョをかぶってスタンドから声をからしたおばあちゃんへ、確かな勇姿を届けた。

 「(9回の安打は)良かったです」

 バットに続き、足でも魅せた。大山の四球で二進し、熊谷の一塁前へのバントで猛然と三塁へ。封殺を狙った浅村の送球よりわずかに早くベースに達し、オールセーフをもぎ取った。楽天側が要求したリプレー検証でも判定は覆らず。二度三度、ベース上で手を叩いた。無死満塁の絶好機を演出。1死後、代打・糸原が奪った押し出し四球で、4―4にする生還を果たした。

 大切な家族は、いつも大きな力をくれる。ルーキーイヤーの21年、日本一に輝いた23年にも、仙台での楽天戦には美智恵さんが現地観戦に訪れた。21年は交流戦からひと月後の球宴にも来場。佐藤輝は21年の交流戦第2戦では田中将大(現巨人)から本塁打を含む3安打を放った。球宴第2戦でも先制ソロ。23年の交流戦は、第2戦で2打席連続三塁打の2安打3打点と躍動した。今季は、前日のカード初戦も1安打。2年に1度許される“猛虎戦士”での再会に、恩返しの快打で花を添えている。

 「あした勝てるように頑張ります」

 延長10回。1死から村林が放った右飛を滑り込みながら華麗に捕球した。走攻守で見せ場をつくった26歳。直後のサヨナラ負けに言葉少なだったが、悪夢の猛虎を救うことが4番の責務だ。今年の交流戦は日本ハム、オリックス、西武と3カード連続本塁打中。きょう15日、雨上がりの杜の都に鮮やかな虹を描き、6戦ぶりの白星をつかみ取る。(八木 勇磨)

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