ソフトバンク・秋広「背が高い。どこからでも見られるので…」移籍後初打点が決勝打!!

[ 2025年6月14日 06:00 ]

交流戦   ソフトバンク4―1DeNA ( 2025年6月13日    みずほペイペイD )

<ソ・D>四股を踏んで、お立ち台へ向かう秋広(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 ソフトバンクは秋広優人内野手(22)の移籍後初打点が決勝打となり、交流戦首位を守った。0―0の4回2死二、三塁、試合前はセ・リーグ防御率トップだったDeNAの左腕ケイから2点適時打。6回も左前打し、移籍後初マルチ安打のおまけつきだ。リバン・モイネロ投手(29)は9回1失点の今季初完投。13奪三振で6勝目を挙げ勝利、勝率、奪三振の“3冠”に躍り出た。

 右の拳を握り、うれしさをちらつかせながら2メートルの大男は二塁へ豪快に滑り込んだ。秋広が移籍後初のV撃でヒーローになった。

 「チャンスだったので。前の打席でやられていた。何とかやり返そうと入りました」

 2回1死一塁は空振り三振に倒れ、2打席目は0―0の4回2死二、三塁。カウント2―1からの4球目ツーシームに食らいつく。打球は高いバウンドとなり、左前へ。5月12日に巨人からトレードで加入後、14試合目37打席目で移籍後初打点。二塁はアウトになったが、「いつも自分の打点が(打線で)唯一のゼロだった。数字を出せた」とかみしめた。

 昨秋の日本シリーズで敗れたDeNAとの再戦。第4戦で7回無失点と封じられた左腕ケイ対策とし、右打者の被打率・174に対して左打者の被打率・258のデータを生かそうと海野以外の8人は左打者を並べた。ポイントが秋広だ。「バットが内から出る、ショートの頭に打球を打てる選手が対応できるんじゃないかと思った」と小久保監督は試合後「6番・左翼」起用の理由を明かした。

 「巨人では対戦はないんですけど、ベンチでずっと見ていた。真っすぐに合わせた」と秋広は期待に応え、6回2死でも154キロ直球を左前打。2安打2打点で移籍後初のマルチ安打も記録した。

 ヒーローインタビューの前に四股を踏んだのは、この日、パ・リーグ6球団と日本相撲協会のコラボ試合だったからだ。幕内・正代が来場。元大関より14センチ高い秋広は相撲との縁を明かす。「(教えは)完全に生きています」。2年目の22年12月、両国国技館でのスポーツイベントで第71代横綱の鶴竜親方に「単純にたくさん練習する。その後によく食べ、寝る」と増量の秘訣(ひけつ)を教わった。23年にいずれもキャリアハイ121試合で打率・273、111安打、10本塁打、41打点とし、今も体重100キロを維持する。

 小久保監督も新戦力の躍動を「もの凄く大きなタイムリー。これでホークスの一員になれた実感が出るヒット」と称えた。チームは交流戦首位を維持し、貯金を3。古巣・巨人3連戦最終日だった12日夜に坂本と食事し、新天地での自覚も増した秋広。一段と大きく見えるお立ち台で「周囲と違って背が高い。どこからでも見られるので応援してください」。博多のファンへ自ら売り込んでいた。 (井上 満夫)

続きを表示

この記事のフォト

「ソフトバンク」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年6月14日のニュース