巨人・坂本 1カ月ぶり復帰戦で今季初マルチ 立浪和義に並んだ歴代10位通算668度目

[ 2025年6月11日 05:30 ]

交流戦   巨人2―5ソフトバンク ( 2025年6月10日    みずほペイペイD )

<ソ・巨>4回、同点適時二塁打を放つ坂本(撮影・岡田 丈靖)
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 フォロースルーまで美しいスイングが「坂本勇人」を象徴していた。約1カ月ぶりの復帰。巨人・坂本は「7番・三塁」で出場し、4回2死二塁から左越えの通算487本目の二塁打で一時同点の得点を叩き出した。「次につなぐ気持ちで打席に立ちました」。塁上では完全復活の確信を得たように力強く右手を握った。

 巨人の三塁手は頼りになる。いつの時代も不変だ。3日に89歳で他界した長嶋茂雄さんには入団時から気にかけてもらった。2年目だった08年2月の春季キャンプで右肩と胸元の背番号を触られて全試合出場のブレーク。不振に陥った2年前は東京ドームのスイングルームで素振りを見てくれた。

 訃報は川崎市のジャイアンツ球場での練習前に知った。悲しみを押し殺して翌4日も2軍戦に出場。「期待に応えられるようにまだまだやっていかなきゃいけない」。何かが吹っ切れたように天国へ快音を届け続けた。

 5月12日に今季2度目の降格。復調を探り今月4日に3打数2安打2打点、6日には今季“1号”も出た。「お前はいつまでもジャイアンツのリーダーでいなきゃいけない」。ミスターへの感謝も込め、直近4試合で12打数5安打、1本塁打と満を持して1軍の舞台に帰ってきた。

 6回1死からの左前打で今季初のマルチ安打。通算668度目は歴代10位の立浪和義(中日)に並んだ。「これを継続していくしかない」。復帰戦を白星で飾れず首位・阪神とは5・5ゲーム差のまま。連覇への正念場は不屈の魂を受け継いだ背番号6が救う。(村井 樹)

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