【大学選手権】奈良学園大が9年ぶりの初戦突破 守優雅が大会初「開幕試合サヨナラ弾」

[ 2025年6月10日 06:00 ]

第74回全日本大学野球選手権   奈良学園大3―1東海大九州 ( 2025年6月9日    神宮 )

<奈良学園大・東海大九州>9回、サヨナラ2ランを放つ奈良学園大・守(撮影・五島 佑一郎)
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 開幕し、東京ドームと神宮球場で1回戦6試合が行われた。奈良学園大は、「7番・捕手」の守優雅(もり・まさみ=4年)が1―1の9回に放ったサヨナラ2ランで東海大九州を下し、16年以来9年ぶりの初戦突破を決めた。東亜大、北海学園大、東海大、福井工大、佛教大も2回戦に進んだ。

 名前の通り、打撃は少し苦手で守備に自信がある。その奈良学園大の正捕手、守が歴史的な劇弾を放った。同点の9回1死二塁、外角カットボールに目いっぱい腕を伸ばす。「外野は越えるかな」。リーグ戦通算3本塁打のみで、手応えに自信を持てなかった。その飛球が左翼席に消えた。大会通算12本目のサヨナラ本塁打は、大会史上初の「開幕試合サヨナラ弾」となった。

 同大学は、近畿学生野球で09年秋から15季連続優勝を飾った強豪だが、守の入学後は一度も全国切符をつかめずにいた。変革を求め、選手同士で練習内容を考えるようにした。夜遅くまで意見をぶつけ合い、心優しい守も「思ったことは言う」と心を鬼にした。そして鍛えた堅守を武器に開幕勝利につなげた。

 試合前には元巨人の中畑清氏(スポニチ本紙評論家)が務めた始球式の捕手役を担い、「あれは緊張した」と手に汗をかいた。前日に長嶋茂雄さんの告別式に参列した中畑氏が「ミスターも頑張れとエールを送っているはず」と思いをはせる今大会。偉大な先輩たちも喜ばせる華々しい幕開けとなった。 (河合 洋介)

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