若菜嘉晴氏 ソフトバンクは6年ぶり交流戦Vへ最初の2カードがポイントに

[ 2025年6月3日 06:00 ]

ソフトバンク・中村
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 【若菜嘉晴 視点】3日の中日戦から交流戦が始まる。心配は山川。足の状態もあり、守備に不安がある。出塁してもなかなか本塁に還れない。一発が出る確率も昨季と比べれば低いままだ。DHのないセの本拠地9試合で昨季、全試合4番を務めた主砲を外す決断に至るだろうか。

 「4番」については中村が結果を出し、一塁の守備も安心して見ていられる。1日の楽天戦は山川が加わるまで務めていた近藤を据えるパターンも見せた。出塁率の高い選手が上位にいれば、打線はつながる。効率のいい点の取り方をし、安定したリリーフで逃げ切る方が、普段対戦しない相手と相まみえる交流戦には向いている気がする。

 6年ぶりの優勝を目指すためにポイントとなるのは最初の1週間だろう。中日、ヤクルトとセの下位球団が相手になる。厳しいノルマと言われるかもしれないが、5勝1敗で乗り切ってもらいたい。特に中日をホームに迎える最初の3連戦では3連勝を狙いたい。

 難しい戦いになることが想定される最後の6連戦が待っているからだ。17日からは広島、最後の20日からは阪神の敵地に乗り込む。ともに機動力が使えるチーム。盗塁阻止率が低迷するホークスには厄介だ。10日からの6連戦は昨季唯一負け越した巨人、日本シリーズで「下克上」を許したDeNAと苦手意識が残る嫌な相手だ。

 “元同僚”にやられるのも気をつけたい。中日は松中打撃統括コーチ、上林がおり、三浦も2勝を挙げている。巨人には甲斐、リチャード、DeNAは三森。阪神は大竹もいるね。古巣相手に気合が入る選手には要注意。逆にDeNA戦では嶺井を使うのもありだろう。よく知っている相手ならば、現在のコンビを一時変更し、メインになってもいい。

 借金7から交流戦までに5割に持ってきた。ここ5年間、遠ざかるように「優勝」は時の運や組み合わせに左右される。ただ、交流戦で上位に入れず、負けが込めばリーグ再開後に上位にいけない。2勝1敗ならば御の字だろう。4.5ゲーム差の首位・日本ハムは、阪神3連戦からだ。接戦になるだろうし、日本ハムが交流戦で星を落とせばパはだんご状態になる。4位のホークスだけではなく、5位の楽天まではこの3週間で上位をうかがうチームになる可能性はあるとみている。    (スポニチ本紙評論家)

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