阪神・近本 魅せた「8―3」併殺 幻惑Wフェイントでスーパープレー 「うまく決まったので良かった」

[ 2025年4月11日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神(降雨中止)ヤクルト ( 2025年4月10日    甲子園 )

<神・ヤ(3)>2回、頭脳的なプレーで併殺を奪い、してやったりの表情の近本(撮影・北條 貴史) 
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 ノーゲームで甲子園から帰路につくファンにも、鮮やかなプレーがひとつの思い出に残ったはずだ。雨雲が垂れこめる中、近本の頭脳と肩が、ひときわの輝きを放った。

 デュプランティエが先頭の茂木に四球を与えた2回無死一塁。初球を打った山田の打球は中堅手前に飛んだ。近本は前進しつつ、途中でグラブを少し上げた。通常は捕れない打球に対して、走者のスタートを遅らせるために捕れると見せかけるフェイント…を繰り出した上でダイレクトキャッチ。近本は一瞬で裏の裏をかくダブルフェイントを仕掛けたのだった。

 それがハーフウエーの茂木に判断を遅らせた。狙った獲物は逃さない。背番号5は打球をつかむやいなや、一塁・大山にストライク送球。「8―3」のダブルプレーを成功させた。マウンド上のデュプランティエからも拍手でスーパープレーを称えられた。

 「あそこはランナーとしても一番難しいところじゃないですか。ああいうことは練習ではやったことはあるけど、試合で使うことはないと思っていた。うまく決まったので、良かったです」

 さすがは4年連続ゴールデングラブ賞を獲得している名手。1号決勝本塁打を放った5日巨人戦(東京ドーム)でも2回1死三塁で、門脇の中飛でタッチアップを狙った甲斐を見事に刺していた。ノーゲームのため2つ目の補殺として記録には残らないが、ファン、そしてネット裏で確認したスコアラーを通してライバル球団に「近本の肩」の記憶は残した。その脳裏には、次のスペシャルプレーも、きっと用意されているはずだ。(鈴木 光)

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