ソフトバンク・周東 史上80人目の通算200盗塁達成! 今季初“マルチ盗塁”で節目到達

[ 2025年4月11日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク1ー1オリックス ( 2025年4月10日    京セラD )

<オ・ソ(3)>5回、盗塁を決める周東(撮影・後藤 正志)
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 ソフトバンクの周東佑京内野手(29)が10日のオリックス戦(京セラドーム)の5回に史上80人目の通算200盗塁を達成した。「1番・中堅」で先発出場し初回に199個目を決めると、5回1死から開幕11試合連続安打となる遊撃への内野安打で出塁し、節目の数字に到達。試合は3年ぶりの先発マスクだった渡辺陸捕手(24)が8投手を延長12回1失点と好リードし、引き分けに持ち込んだ。

 悠々と二塁を陥れた。鷹のリードオフマン・周東が史上80人目の通算200盗塁を達成した。

 試合後は「200盗塁だから何かあるわけではないし、特にという感じです」と涼しい表情だった。それでも次の目標については「300ですね」ときっぱり口にした。着実に積み重ねて次の大台への到達を目指していくつもりだ。

 5回にオリックス先発・エスピノーザから遊撃への内野安打を放ち出塁する。自身の最長を更新する11試合連続安打をマーク。2番・広瀬隆がフルカウントからのランエンドヒットで空振り三振に倒れる間に快足を飛ばして今季の5個目を成功させた。初回にも二盗を決めており、今季初の“マルチ盗塁”で節目の数字に到達した。

 初回は先頭で四球で出塁し、2番・広瀬隆への初球ですかさず走った。しっかりと準備した結果、自信を持ってスタートを切った。「広瀬だったので行くなら早めに行きたいと思ってました。コーチとも話をして(エスピノーザの)映像も見ながら。そういうところの準備が要因だと思います」と振り返った。

 昨年は左膝に痛みを抱えながらのシーズンだった。試合中はアドレナリンが出ていたが、日常生活で「歩くのも嫌だった」という時もあった。それでも初の規定打席に到達して41盗塁で2年連続3度目の盗塁王に輝いたスピードスターは、オフの手術を経て痛みがない状態で最多安打を目標に掲げる新シーズンの開幕を迎えた。

 自身の代名詞でもある盗塁について「捕手の肩も強いし、クイックも速くなってきている。難しくなっていると思う」と口にしたこともある。それでも「走れるからこそ1番を任されている」。しっかりと状況を判断し、ここぞでスチールを決める。通算の成功率・826は200盗塁達成者のうち4番目の数字だ。今季もチームを勝利に導く効果的な盗塁を成功させる。

 高い出塁率には小久保監督も大きくうなずく。不動の4番・山川とともに「1番と4番は迷いなく送り出せるシーズンにしたいですね」と目を細めた。その期待に応える。「僕がしっかりはまっていれば勝てる試合も増える。そこに栗(栗原)と近藤さんが帰ってくる準備ができれば。早く帰ってこいって書いておいてください」と笑みを浮かべた。

 試合は1―1で今季初の引き分け。同一カード3連勝はならなかった。それでも開幕から好発進を切っていたオリックスの勢いを止めた。1番・周東が走攻守でさらなる巻き返しへの原動力となっていく。 (木下 大一)

 ○…周東(ソ)がプロ野球80人目、チーム9人目の通算200盗塁を達成。初盗塁は19年4月9日の日本ハム戦。通算603試合目での到達は、72年福本豊(阪急)の337試合を筆頭に歴代11位のペースで、65年開始のドラフト制以降に入団した選手では6位の速さ。盗塁死は42度と少なく、成功率.826は、通算200盗塁以上の選手では西川(ヤ=.838)、鈴木尚広(巨=.8291)、広瀬叔功(南海=.8289)に次ぐ4番目の好成績。

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