日本ハム シン・ビッグバン打線 連夜の猛打16安打10点 新庄監督「バントする必要なくないですか?」

[ 2025年4月11日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム10―0楽天 ( 2025年4月10日    楽天モバイル )

2回、適時打を放ち、ポーズを決める日本ハム・レイエス(撮影・木村 揚輔)
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 日本ハムは10日、敵地での楽天戦に10―0で大勝し、今季2度目の同一カード3連勝を飾った。9番の水野達稀内野手(24)が1号3ラン含む3安打4打点など、計16安打10得点と打線が爆発。ここまで11戦中10試合で本塁打が飛び出て、チーム本塁打14本は両リーグトップを走る。破壊力満点のシン・ビッグバン打線は、04年の球団最多178本塁打を上回る、シーズン182発ペースとなった。

 もう止まらない。相手の戦意をそぐように打線が爆発した。新庄監督は「今日は褒める選手が多すぎてコメントが渋滞しているから、選手に聞いてあげて」とうれしい悲鳴だ。前日に続く2試合連続2桁の16安打で、今季初の2桁10得点の大勝。レベルの高さを物語るように、主役の一人は9番の水野だった。

 3―0の3回2死一、二塁。カウント2―1から岸の甘く入った122キロチェンジアップを捉えた。ファンが待つ右翼席中段に突き刺さる1号3ラン。7回には右前適時打も放ち、3安打4打点の活躍に「もちろん悔しさだけですね。凄く集中した」と胸を張った。

 2年連続遊撃で開幕スタメンも、前日は7試合ぶりにスタメン落ち。途中出場で迎えた8回に3点三塁打を放ち、新庄監督からは「俺をスタメンから外しやがって打法」と命名されていた。燃えないはずがない。水野は「打っていなかった僕が悪いので。思ったより早く出番をもらえたので」と指揮官の起用に応えてみせた。

 開幕から11試合で12球団唯一、犠打がゼロ。10試合で本塁打が飛び出し、チーム14本塁打は12球団トップを走る。新庄監督は「バントする必要なくないですか?今。一つアウトをタダで渡すより、つながってくれると思うから」と前日に話していた。チーム本塁打の球団記録は、現役時代の指揮官が入団して24本塁打した04年の178本塁打。この日の2発で、それを上回る年間182発ペースに乗せた。8回に代打で今季1号ソロを放った伏見も「チーム内の争いが激化している」と相乗効果を口にした。

 かつて「ビッグバン打線」の名をほしいままにした日本ハム。最後にそう呼ばれたのは、リーグ最多135本塁打の強力打線で日本一に輝いた06年だ。あれから19年。新庄監督が手塩にかけて育ててきた選手が成長し、シン・ビッグバン打線が誕生しつつある。 (清藤 駿太)

 ▽ビッグバン打線 98年の田中幸雄、片岡篤史、ウィルソン、ブルックスらをそろえた強力打線の愛称。86年に英国が実施した証券売買手数料の自由化など、証券制度の大改革「ビッグバン」にならい、当時の日本では「金融ビッグバン」が流行語に。それを打線に例えた言葉で、球団が公募して決定。00年には小笠原道大、オバンドーも活躍し、打撃10部門でリーグトップを記録した。

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