ヤクルト・石川雅規「本当に1人で達成できる数字ではない」プロ野球新記録樹立に「必死に必死に毎日…」

[ 2025年4月9日 21:49 ]

セ・リーグ   ヤクルト5―3阪神 ( 2025年4月9日    甲子園 )

<神・ヤ>24年連続勝利を達成した石川(撮影・大森 寛明)
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 45歳2カ月のヤクルト・石川雅規投手が9日、甲子園での阪神戦で今季初先発。5回83球を投げ5安打2奪三振1四球3失点(自責1)で今季初勝利を挙げ、プロ野球新記録となる24年連続勝利の金字塔を打ち立てた。通算187勝目(189敗)。昨年すでにプロ野球新記録を樹立した入団1年目からの連続勝利は「24年」に更新し、ロジャー・クレメンス(レッドソックスなど)が持つ大リーグ記録に並んだ。

 2回に自身の悪送球で先制点を許すなど3点を失ったが、粘りのピッチングで5回まで3失点。その姿が、6回の5得点を呼んだ。大逆転でつかんだプロ野球新記録となる24年連続勝利。「おめでと~う!」「石川~」の声援が飛ぶ甲子園でヒーローインタビューに登場した石川は、普段通りの穏やかな表情で「ありがとうございます」を3度口にし「本当に1人で達成できる数字ではないですし、本当に支えてくれた家族だったり、使い続けてくれた監督さん、コーチ、裏方さん、そして(応援し続けてくれた)ファンの皆さんのおかげだと思っています」と感謝の思いを語った。そして「何とかまた、この1軍のマウンドに立てたことが本当にうれしいです」と1年目から立ち続けたマウンドに今シーズンも立てたことを素直に喜んだ。

 ここまでの道のりを振り返り「やはりあの、プロ野球選手でやらせてもらってる以上は、1試合でも多く1軍のマウンドに立ちたいですし、1つでも多く勝ちたいという思いがあるので。何とかあの…年齢は重ねましたけど、必死に必死に毎日やってます」と静かな口調ながら、力強く言葉を紡いだ。

 最高のスタートを切った24年目のシーズン。「もう1試合でも多くですね、1軍のマウンドに立って、またチームに勝利を持って来られるように。それは毎年毎年のことなので。24年目ですけども、また次の登板に向けてですね、しっかりと準備していきたいなと思っています」。目標に掲げ続ける通算200勝まであと13勝。通算187勝目を挙げた45歳レジェンド左腕は、チームに勝利をもたらす188勝目を目指して、明日からまたプロとしての準備を重ねていく。

 24年連続勝利は工藤公康(横浜)、山本昌(中日)、三浦大輔(DeNA)の23年を抜くプロ野球新記録。1年目からの連続勝利は昨年すでに史上初の快挙を成し遂げ、自身の記録を更新。45歳以上で白星を手にしたのは浜崎真二(阪急)、工藤、山本昌に続き史上4人目となった。なお、1年目からの大リーグ記録はロジャー・クレメンス(レッドソックスなど)の24年連続。打席に立っても23年連続安打の偉業を継続中で、この日は2打席に立ち安打は出なかったものの昨シーズンまでに通算135安打を放っている。

 昨シーズンの初勝利は6月2日の楽天戦(楽天モバイル)。試合は4―0の5回裏終了で降雨コールドとなり、自身9年ぶりの完封で1年目から23年連続白星という史上初の記録を達成した。試合後には盟友つば九郎が「しゅく 23ねんれんぞくしょうり!!186しょう!!まだまだかちますよ!!」と書かれたフリップで祝福。2ショット写真で石川は柔らかな笑みを浮かべた。

 ▼高津監督 そうだね~。勝っちゃったね。うーん、まあ内容はあまりよくなかったけど、本人にとっては今日が開幕戦だし、よく3失点であそこまでいったのかなと。2回に点を取られた時にはちょっとこれどうなるかなと思ったんだけども、よく5回まで投げきったなと思いますね。(24年連続勝利)誰もがやったことがない記録なので、誰もコメントできないんじゃないの。そのぐらい凄いと思いますよ。入った時から知ってますけど、向上心と謙虚さと負けん気とそれがいっぱい詰まった大きな投手ですよ。

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