本気で「打倒!横浜」を掲げる進学校・川和が日大藤沢を撃破 平野太一監督「自信をつける春に」

[ 2025年4月6日 16:11 ]

春季高校野球神奈川県大会2回戦   川和4―3日大藤沢 ( 2025年4月6日    日大藤沢 )

試合後、取材に対応する川和・平野太一監督(撮影・柳内 遼平)
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 東大、京大に合格者を出すなど神奈川の公立進学校として知られる川和が延長11回タイブレークの末、4―3で春夏合わせて4度の甲子園出場を誇る日大藤沢を下し、初戦の2回戦を突破した。

 タイブレークを2度も行う超激戦だったが、試合後の平野太一監督は落ち着いた口調で語った。

 「横浜高校が明治神宮大会で日本一になり、甲子園でも日本一になりました。当然、持っている力にたくさんの差はあるけれど、新チームの結成当初、子どもたちが“横浜高校に勝って甲子園に行きたい”という目標を立てた。戦える準備、練習をやってきた。相手はどこであろうと“自分たちの野球を貫こう”とやってきた結果です。当然、対策は多少はするんですけど、過大評価することもなく、過小評価することもなく、地に足を付けてやれることをやる。それで負ければ、力を付けないといけないですし、それで勝つことができれば自信にしていけばいいと思います」

 昨秋の神奈川県大会では3回戦で名門・東海大相模にサヨナラ負けするも、2―3の接戦を演じた。その敗戦から肩、走力などフィジカルの差を感じた指揮官は冬の練習期間で練習配分を大胆にシフトした。ボールを使用した練習を極限まで減らし、体づくりに充てる比重を増やした。平日はウエートルーム内で練習が完結する日が続いた。

 そして冬が終わり、迎えた春季大会初戦。日大藤沢の選手に負けない屈強な肉体を備えたナインが躍動。7番・増田温人は5回に左中間へ豪快なアーチ。遊撃手・佐々木泰生、捕手の佐久間寛太らは鋭い送球でセンターラインの守備を引き締めた。下半身が一回りも、二回りも大きくなった左腕・浜岡蒼太(3年)は11回を疲れ知らずで投げきった。攻守に冬の成果が凝縮された一戦だった。

 「それ(フィジカル強化)は自信を持って言える1つ。秋に東海大相模さんに負けてからフィジカルの差を凄く感じていた。打球スピード、足の速さ、投手の球速だけではなく、野手の送球速のベースアップを図ってきた。秋の練習試合は土日にやりましたが、平日は全部フィジカルに振り、実際に体が大きくなりました。子供たちもそれを実感しているみたいです。今日、ホームランを打った増田は入学してから20キロも(体重が)上がっている。自信になってるのは間違いないと思います」

 東海大相模との接戦に慢心することなく、成長の材料にした川和。進学校のプロ注目投手として浜岡の存在が際立つが、野手の成長も見逃せない。「未完成なので、自信をつける春にしたいと思います」と表情を引き締めた指揮官。横浜、東海大相模、慶応など私立強豪がひしめく神奈川で波乱を起こせる力を秘めている。(アマチュア野球担当キャップ・柳内 遼平)

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