甲子園で涙、サヨナラ弾で涙…専大松戸のガッツマン吉岡道泰が神奈川大主将として野球ラストイヤーに挑む

[ 2025年4月5日 15:00 ]

神奈川大学野球1部リーグ 第1週第1日   神奈川大 14―5 桐蔭横浜大 ( 2025年4月5日    関東学院大ギオンパーク )

主将としてチームをけん引する吉岡(撮影・柳内 遼平)
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 2季連続の優勝を狙う神奈川大が14―5で桐蔭横浜大に大勝し、開幕戦を飾った。5回に一挙4得点、7回に6得点とビッグイニングでリードを広げた。

 岸川雄二監督は「しつこくやっていくことを皆が徹底してくれた。それが良かったです。4年生が一生懸命にやってくれるチームなので、僕が楽しませてもらおうかなと思います」と笑みを浮かべた。

 チームをけん引する吉岡道泰主将(4年)は「1番・左翼」で出場し、3打数無安打も1得点1犠打で貢献した。甲子園に出場した専大松戸(千葉)時代から感情を前面に出したガッツあふれるプレーが持ち味。この日もユニホームは真っ黒。「チーム全体として良いゲームができた。自分は1番バッターとして情けなかったんですけれど本当にチームの皆に助けられた」と感謝した。

 2年秋から昨秋のリーグ戦までスタンドで応援団長を務めてきたムードメーカー。専大松戸時代は3年春夏の甲子園に出場し、プロ注目の外野手だったが、神奈川大では1年秋以降はリーグ戦出場から遠のいた。

 ケガをしたわけでもない、スランプになったわけでもない。「自分、教員志望なんです。元々、そのつもりで神奈川大に来たんです。そのことを監督さんに1年の時から伝えていまして、“4年間、教職と野球の二刀流で頑張ろう”と思っていました。今度、5月末には教育実習も控えているんです」。勉強と野球の両立を目指した大学生活。最後の1年は少しだけ野球にウエートをかける。

 吉岡は応援団長としてスタンドからチームを見てきた。「上から見る視点も凄く勉強になった。去年みたいに優勝できるチームも見たし、どん底のチームも見てきました。自分の思い描くチームは“絶対に負けない”と全員で思えるチーム。優勝を目指してやりきりたい」。高校時代より大人になった顔で決意表明した。

 「自分は大学で野球を引退しようと思っています。もう本当に最後で、残り1年もない。そこに懸ける思いがあります」。専大松戸時代、3年春の選抜では外野守備で後逸し、敗戦後に大泣きした。3年夏の千葉大会決勝ではサヨナラアーチでチームを甲子園に導き、大泣きした。涙の数だけ強くなってきた吉岡が集大成の1年に挑む。(アマチュア野球担当キャップ・柳内 遼平)

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