大谷 時差ボケに苦しみながらも新バットで連弾 トム・ハンクスも歓喜!Wシリーズ連覇へロケットスタート

[ 2025年3月29日 01:30 ]

インターリーグ   ドジャース5―4タイガース ( 2025年3月27日    ロサンゼルス )

<オープン戦 ドジャース・タイガース>7回、ソロを放ちベンチに向かって吠える大谷(撮影・沢田 明徳)
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 ドジャース大谷翔平投手(30)が27日(日本時間28日)、米本土開幕戦のタイガース戦に「1番・DH」で出場し、東京での開幕シリーズ2戦目から2試合連発となる2号ソロを放ち、開幕3連勝に導いた。昨季の世界一を祝して、胸のロゴや背番号が金色の特別ユニホームを着用した一戦で千両役者ぶりを発揮。21世紀初のワールドシリーズ連覇へ、背番号17のロケットスタートはまだまだ止まらない。

 帽子や胸のロゴが金色の特別ユニホームでプレーした大谷が、より一層輝いた。4―3と1点差に詰め寄られた直後の7回2死。3番手右腕ハニフィーの真ん中から外へ逃げていく95・8マイル(約154キロ)シンカーを逆らわず、しなやかに振り抜いた。

 「シンプルにストライクを振っていくことを考えた。接戦気味だったけれど、何とか良いところで打てた」

 左方向へ高々と舞い上がった打球は左翼席へ。右手人さし指を天高く突き上げ、5万3595人の大観衆は熱狂の渦に包まれた。同じ代理人事務所CAAの名俳優トム・ハンクスや、NBAのレジェンドでドジャース共同オーナーのマジック・ジョンソン氏らもガッツポーズして歓喜。東京での開幕シリーズ2戦目から2試合連発となる2号ソロで、チームを3連勝に導いた。

 東京での開幕第2戦終了後すぐに飛び立ち、米国に戻り8日目だが、まだ時差ボケに悩まされているという。この日の試合開始は、日本時間では午前8時13分。「ちょうど試合が始まったくらいが一番眠気がある。しっかり起きるところは起きて、寝るところは寝るのが大事」。昨季サイ・ヤング賞の先発左腕スクバルから3回に右前打を放ったが、5回は99・2マイル(約160キロ)シンカーに完全に詰まらされた二ゴロ。降板後、本塁打が飛び出した7回2死は、日本時間では午前10時を過ぎたころ。時差ボケとも戦う中で、集中力を研ぎ澄ませた。

 昨季よりも1インチ(約2・54センチ)長くし、メジャーでも極めて異例の35インチ(約88・9センチ)の新たな長尺バットを使って、米8年目で最速の開幕から3戦2発。長く変更した意図については「もっともっと良い打撃をずっと求める中で」と語り、遠心力が働いた打球は昨季以上に力強かった。

 試合前には昨年のワールドシリーズ制覇が華やかに祝われ、大谷は言った。「また新たに連覇したい気持ちが強くなった。連覇が一番の目標。その一歩目になったと思う」。デーブ・ロバーツ監督は「翔平らしい仕事をした。彼は決して我々をがっかりさせない」と千両役者ぶりを称賛した。誰もが打ってほしい場面で必ず打つ――。今季も唯一無二の金字塔を予感せずにはいられない。(柳原 直之)

≪日米連発は4人目≫
 日米を股にかけた2戦連発は、この日のエドマンに続き大谷が4人目。12年にアスレチックスのセスペデス、19年はマリナーズのヒーリーが、日本開幕シリーズ第2戦に続き、米本土開幕戦で本塁打。日米開幕戦でともに本塁打したのは19年アスレチックスのデービスだけ。ド軍は昨年は韓国で開幕シリーズを戦い、ベッツが韓国→米国の2試合連続本塁打を放った。

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