【万thly日記】日本ハム・万波 7年目の境地!少年野球の時のようなスイング

[ 2025年3月27日 06:00 ]

ティ打撃を行う万波(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハムが誇る主砲・万波中正外野手(24)が、日常をコラムでつづる「万thly日記」。第11回はプロ7年目でたどり着いた“境地”について。プロ野球は28日にセ・パ両リーグが同時に開幕する。ベルーナドームで西武と激突する2025年の幕開けを前に、確かな手応えを語った。

 どんなに良いことを教わったとしても、それを理解できる“回路”が自分に通っていないと、結局は何も理解できないと思います。技術的な神経回路だけでなくて、思考回路もそう。さまざまな回路が自分の中で、通い始めた気がしたのが、今年に入ってからでした。

 プロ2年目の頃、当時打撃コーチだった小笠原道大さんの指導に正直、“難しいな”と感じていました。ただ、今年のキャンプで視察に訪れていた小笠原さんに質問をすると、当時と似たような教えでも感じ方が全く違いました。体の成長や、いろいろなアウトプットやインプットがあって、より理解が深まり、さまざまな解釈の仕方ができるようになってきた気がしますね。

 打撃も捉え方を自分なりの解釈に変えることが、大切だと感じ始めました。例えば米国で教わった中の一つで言うと、振り出した時の腕の操作を学びました。しかし最初はうまくいかず、やりながら疑問を感じていました。そこで自分なりに分かりやすい意識の仕方は何かを考えた時、少年野球の時に教わったボールをグリップにぶつける意識。米国で教わった取り組みをよりシンプルに、自分なりに分かりやすく理解できたように感じました。

 プレーする時はなるべくシンプルに。それでいて、意識は抽象的な方が良いんじゃないかなと感じています。それこそレジェンド選手に“来た球を打つ”と言う方が多いと思います。“それって天性じゃん”と思うかもしれませんが、最終的にそれくらいシンプルでないと、本当の意味で投手との勝負に集中できるとは言えないのではないかと思います。

 そう思うと小、中学校の時って今よりも打撃として高いクオリティーのことができていたんじゃないか、ってふと思ったんです。今では逆方向へ飛ばすのに苦労しているのに、当時は何も考えずに振って逆方向に凄い飛距離を放っていました。なので、最近は中学時代の映像を見ています。今見ても凄く良い打ち方をしていて、そこに戻すわけではないですが、一気に視界が開けた感覚になりました。

 数年前では、この感想にはならなかったなと思います。打撃で悩んだ時期もあったからこそ、そういう考えに及ぶようになった気もしますし、考える過程って凄い大事だなと思います。チームとしても今年は誰が出ても良い勝負ができていると思うし、いろいろなスタメンの時はそれぞれのカラーや武器が出ている感じがします。

 ただ、本当にチーム力が上がっているなと感じますが、どこまで行ってもオープン戦。シーズンで勝ったチームが強いチームなので。そこだけは忘れないように。(北海道日本ハムファイターズ外野手)

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