阪神・岩崎 今季の目標は「シーズン完走」 プロ12年目で初めて開幕から守護神

[ 2025年3月26日 05:15 ]

キャッチボールする阪神・岩崎(撮影・平嶋 理子) 
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 阪神・岩崎優投手(33)が25日、本紙に塩対応ではなく本音を打ち明ける企画「成し遂げる その先へ」で開幕への意気込みを明かした。プロ12年目で初めて開幕から守護神として迎える今季の目標はシンプルに「シーズン完走」。破竹の勢いで支配下選手に昇格した育成ドラフト1位・工藤泰成投手(23=四国・徳島)のサポートも宣言するなど、今季もブルペンの「柱」としてチームをけん引していく。(取材・構成 遠藤 礼)

 言うまでもない。開幕を3日後に控えた岩崎の胸の内はやはり“凪(なぎ)”だった。

 「何も変わらずですね。改めて思うこともないし、また新しいシーズンが始まるという感じですね」

 春季キャンプから順調に調整を進め、ブルペンでは1000球以上の投げ込みを敢行し土台をつくり上げた。初実戦となった3月5日の中日戦から5試合に登板して無失点。普段と違った環境があったとすれば大リーグ球団とのプレシーズンゲームだが、3点優勢の9回を零封し試合を締めた15日のカブス戦に関しても「練習の延長でしたね。(相手)選手を知らないんですよ。(左飛に仕留めた)タッカー?分からないですね」とあくまで開幕へのステップの一つとして腕を振った。

 今年も自身が目指し、周囲が求めるのもブルペンの「柱」。通算150ホールドまであと「1」、100セーブまであと「11」の数字にも執着を示さない左腕が唯一、目標として口にしたのがシーズン完走だった。「1年間、離脱することなく1軍にいること。1軍に1年いるということはボコスカ打たれての再調整もないだろうし、登板数も50は自然に超えると思うので」。プロ12年目で初めて守護神として迎える今季は、健康に9回のマウンドに上がり続けることが最低限のミッションになりそうだ。

 23年は「ブルペンで勝つ」、24年は「ブルペンで負けない」だった救援陣の合言葉もこの時期には決めない。「シーズンを過ごしていく中で見つかっていくかもしれないし“ブルペンで勝つ”っていうことはみんなも意識していることだと思う」

 今季は球団史上最速で支配下選手に昇格したルーキー・工藤が開幕からブルペンに名を連ねる。今春の具志川キャンプでキャッチボールも行った後輩右腕に「ピッチングスタイルを見ても抑えたら味方に勢いを与えてくれそうですよね。ブルペンも盛り上がる」と期待を込める。とはいえ、シーズンでは苦難も待ち受けるはずで「オープン戦とは全然違うと思うし、壁にぶつかるかもしれない。必要だと思った時は声もかける」とサポートも惜しまない。昨年11月に藤川監督から早々に指名された守護神の座。歓喜の秋まで愚直にミッションを遂行していく。

 「そんなに気合を入れずにいつも通り、普通にシーズンに入っていければ」

 “凪”のまま、背番号13は長く険しいシーズンに身を投じる。

 ≪焼き肉店で決起集会≫
 ○…岩崎はこの日、自ら音頭を取って大阪市内の焼き肉店で「ブルペン会」を開催した。救援陣の結束を高めるべくシーズン中に定期的に開いてきた食事会。今回は桐敷、石井ら主力に加えて開幕1軍メンバー入りが濃厚なドラフト1位左腕の伊原(NTT西日本)、同3位右腕・木下(KMGホールディングス)、育成ドラフト1位右腕・工藤(四国・徳島)らも参加し、シーズン開幕へ士気を上げた。

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