【センバツ】高松商・ペリー丈勇 天国に旅立った父の言葉「Be confident」を胸に

[ 2025年3月23日 06:00 ]

第97回選抜高校野球大会第5日 1回戦   高松商2―8早実 ( 2025年3月22日    甲子園 )

<高松商・早実>試合前のシートノックに臨む高松商・ペリー丈勇(撮影・大森 寛明)
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 高松商の背番号17・ペリー丈勇は、「常にポジティブでした」と言う天国の父のように顔を上げ続けた。父のクリスチャンさんは豪州出身。ラグビーをさせたい父の思いを知りつつ、野球に熱中した。甲子園を知らなかった父もクリケットの経験を生かして打撃指導。夏休みになると、2人でテレビにかじりついて高校野球を見た。

 福岡出身ながら祖母が高松市在住で、何度も高松商の練習を眺めていた。その幼少期の光景が忘れられず、両親に「高松商に行きたい」と伝えた。父は寂しそうな表情を浮かべながら、親元を離れることを認めてくれた。

 週2回は父に電話で近況報告していた。しかし、2年春のこと。試合からの帰宅途中に電話が入った。「お父さんが亡くなった」。病による急死だった。

 父は結果が残らない日も「Be confident」(自信を持て)と励ましてくれた。その言葉を胸に背番号争いを勝ち抜き、2人で目指した聖地に立った。「いまも父のポジティブさをまねしています」。今回は出場機会なし。最後の夏はプレーする姿を天国まで届けるために、また甲子園に戻ってくる。 (河合 洋介)

 ◇ペリー 丈勇(ペリー・じょうい)2007年(平19)6月24日生まれ、福岡市出身の17歳。小3から片縄ビクトリーで野球を始めて投手と一塁手。自彊館中では軟式野球部に所属。高松商では2年秋から背番号19でベンチ入り。50メートル走6秒4、遠投70メートル。1メートル80、79キロ。右投げ右打ち。

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