阪神・村上 今春防御率0.51で開幕へ オリックス戦5回途中1失点「試せること試せた」納得の最終調整

[ 2025年3月22日 05:15 ]

オープン戦   阪神1―1オリックス ( 2025年3月21日    京セラD )

<オ・神>ベンチ前でキャッチボールする村上(撮影・須田 麻祐子)
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 万全仕上げだ。自身初の開幕投手に指名されている阪神・村上頌樹投手(26)が、21日のオリックス戦で5回2/3を4安打1失点、3奪三振と好投。28日の広島戦(マツダ)での大役に向けた最終調整登板を上々の内容で終えた。これで今春は実戦5試合、17回2/3を投げてわずか1失点で防御率0・51。圧巻の数字を引っさげ、2年ぶりのV奪回に向けたシーズン初戦に臨む。

 交代を告げに藤川監督がマウンドを訪れると、ふーっと息を吐いた。6回無死一、二塁のピンチで好打者・西川を遊ゴロ併殺斬り。ここで2番手・石井にバトンを渡した。

 「いろんな変化球、真っすぐだったり、ランナーなしでのクイックだったり。試せることを試せた」

 全球種を試投し開幕戦に備えた。3つの三振はカットボールで1つ、チェンジアップで2つ奪った。西川を併殺に仕留めた球は、このオフに同郷の先輩・近本からアドバイスをもらって習得した新球「淡路島スライダー」だった。テーマとしていた変化球の精度に、納得の表情。28日の広島との開幕戦を1週間後に控えた右腕が、万全の開幕リハだった。

 「変化球で空振りを取れた。スライダーも良いところに投げられたと思う」

 4回2死二塁の場面で、オリバレスに144キロの内角直球を捉えられ、左翼線への適時二塁打を献上した。それでも、2死二塁で宗は高め146キロ直球で捕邪飛に。最少失点でしのいだ。

 「失点しましたけど、そこは気持ちを切り替えて、次のバッターで抑えられた。そういう部分は良い練習になった」

 初めて開幕投手という大役を務める村上。自身は「驚くぐらい緊張もしていないし。過ごし方も変わらない」と明かすが、ファンの期待の大きさが身にしみた瞬間があった。2日に2軍の新球場・日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎で登板した際、名前がコールされると大歓声が起こった。「マウンド上がる前の歓声で、“あ、開幕投手やもんな”って。ファンの方にとっても開幕戦は大事ですし。頑張りたい」。ファンの期待に応えるために。気合を入れ直した。

 村上に対し、藤川監督は「11月から決まってましたから。どんなシーズンにしてくれるんだろうと、凄く期待しています」と頬を緩めた。「あと1週間。何も変えずに過ごしたい」。村上が、最高の仕上がりで臨む。(松本 航亮)

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