メッツ・ソトがキャンプ地でお披露目 大谷のように強いチームを異次元のレベルに引き上げられるか

[ 2025年2月17日 08:10 ]

メッツのキャンプに合流したソト(右)は捕手のトーレンスと話す(ロイター)

 ヤンキースからFAとなり、MLB史上最高の15年総額7億6500万ドル(約1165億円)でメッツと契約したフアン・ソト外野手(26)が16日(日本時間17日)、フロリダ州のキャンプ地クローバー・パークに初登場。数百人のファンがフェンス越しに練習を見守り「ようこそチームへ、俺たちに栄光をもたらしてくれ!」と声を掛けたと大リーグ公式サイトが報じた。

 カルロス・メンドサ監督は「カメラの数が一気に増えたね。フィールドに足を踏み入れ、バッティングケージに向かって歩き出した瞬間、その場の空気が変わった。そして、ケージに入ると、周りにいた選手たちがみんな彼の方を向いた。ああ、ついに来たんだって感じだったよ」と話した。

 近年のメッツでは、これほどの熱狂を生むお披露目はなかった。さかのぼるなら、2008年のヨハン・サンタナ投手が挙げられるかもしれない。全盛期にトレードで加入したサンタナは救世主として大きな期待を背負った。しかし、何事も保証されているわけではない。サンタナは16勝7敗、防御率2・53と活躍したが、チームはナ・リーグ東地区2位。09年の成績は13勝9敗、3・13で、チームは70勝92敗の4位に下がった。

 2月の熱狂と10月の栄光の間に相関関係はない。だからこそソトは20分間の記者会見の大半を使って、周囲の興奮を現実に引き戻そうとした。「チームの顔にならなければならないとは思っていません。これまで以上のことをしようとは思わない。今まで通り、自分のプレースタイルを貫き、毎年続けてきたことをやるだけです」。

 もちろん、ソトが続けてきたことは歴史的なものだ。まだ26歳ながら、彼の通算出塁率は同じ年齢時点でミッキー・マントル、ジミー・フォックスを除く全ての選手を上回る。通算200本塁打、500打点、700四球を記録している現役選手10人のうち、ソトは自身の次に若い選手よりも6歳も年下だ。「彼は特別な選手だ」とジェレミー・バーンズ打撃コーチ。「全てが特別。普通の選手は、あんな契約をもらえないよ」。

 1年前、ドジャースは大谷翔平を獲得し、既に強かったチームを異次元のレベルへと引き上げることを期待した。そして大谷はその期待に応えた。ソトも同じことを期待されている。「これからの15年間、自分の居場所が決まったことが本当に嬉しいし、このチームメイトたちと過ごすのが待ちきれません」、ソトはそう語っている。

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