阪神・佐藤輝よ、目覚めろ!関本賢太郎氏が提言する3カ条とは「具体的なテーマを決め…」

[ 2024年5月7日 05:15 ]

室内で打撃練習する佐藤輝 (撮影・須田 麻祐子)
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 【関本賢太郎 視点】ここまで2試合でスタメンを外れるなど、一進一退が続く阪神・佐藤輝明内野手(25)について、本紙評論家・関本賢太郎氏(45)が現状を分析。スイング自体は悪くないが、打てない球にまで手を出してしまっている点を指摘した上で、明確なテーマ設定や自らの客観視などの3カ条を提言した。

 ここまでの佐藤輝に本人も満足していないはずだ。110打数で21安打、3本塁打。打率・191。データでも低めを打ったのが47打数と出ている。元々ローボールヒッターだが、現状はすべての球を打とうとして、ボール球にまで手を出していることが問題だ。スイングは悪くない。打てない球には手を出さない意識が必要だ。
(1)100打席で区切り具体的テーマ
 打席数はまだシーズンの5分の4が残っている。次の100打席で「これをやる」という具体的なテーマを決めることが必要だ。まずはボール球に手を出さないようにすることが急務。岡田監督が最も嫌うのはボール球に手を出すこと。ワンバウンドを振って当たるはずはないし、信頼も失う。言い換えれば、この球を打つと決めることが大事。やることを明確にするためにある程度、球種、コース、打つ方向を絞っても構わない。ヤマを張ったら、それ以外のボールは普通、振らなくなるし、振れなくなる。それだけでも進歩だ。結果が出なくても、それは自分の引き出しになる。チャレンジしてほしい。

(2)周りの意見を聞いて自身を客観視
 取り組んでいると思うが、人の意見を聞いて、自分を客観的に見てもらいたい。スコアラーは膨大なデータを持っている。この状況でこのカウントなら、何が来るか、傾向は出ているはず。狙いを絞るためにも根拠を持たないといけない。自分が投手なら、佐藤輝を抑えるためにどんな配球をするか。客観的に見れば、自分本位の打席ではなくなる。打点王、首位打者のタイトルを獲った今岡打撃コーチを質問攻めにするくらい、貪欲であってほしい。
(3)敵は本人が思う以上に佐藤輝が嫌
 バットを振り、長打力のある佐藤輝を、本人が思う以上に相手は嫌がっている。だから、ボールを振らせようとする。3球見逃したら、カウント2―1、もしくは3ボールとなるケースは多い。狙った球以外なら、見逃し三振でも構わないくらい割り切ったら、相手も攻めあぐねるはず。打順も変わる中で発見もあるはず。まずはきょうからの100打席を、明日の佐藤輝につながるように、具体的テーマを持って臨んでほしい。 (本紙評論家)

 ▽今季の佐藤輝 オフに米国の野球トレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」を訪れ、インパクトまでのアプローチを最重視した新打撃フォームをつくりあげて臨んだ4年目シーズン。「5番・三塁」で開幕を迎え、4月5、6日ヤクルト戦(神宮)で2試合連発も、なかなか状態が上がらず。同28日ヤクルト戦(甲子園)で今季初めてスタメンから外れると、5月4日巨人戦(東京ドーム)でもベンチスタート。先発時打順も安定せず、5番16試合、6番11試合、3番1試合、4番1試合。ここまで出場30試合、打率.191、3本塁打、16打点と低空飛行が続いている。

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