日本ハム稲葉2軍監督、エスコン初白星!オイシックス戦で「稲葉ジャンプ」のテーマも流れる

[ 2024年3月2日 06:00 ]

イースタン教育リーグ   日本ハム8―3オイシックス ( 2024年3月1日    エスコンフィールド )

6回、ベンチ内で田宮(左)にアドバイスする稲葉2軍監督(撮影・高橋 茂夫)
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 昨季までのGMから転身した日本ハム・稲葉篤紀監督(51)が1日、イースタン教育リーグのオイシックス戦で初采配を振り、エスコンフィールド北海道で白星を飾った。開幕前の2軍戦ながら、1軍の主力も異例の出場。スタンドからは自身の代名詞となる「稲葉ジャンプ」のテーマも流れ、「育成と勝利」の両立を目指す指揮官にとって、最高のスタートとなった。

 本拠地初陣を迎えた稲葉監督は、少し控えめだった。自身初のエスコンのベンチ入り。左端にある新庄監督の「指定席」には座らず、「攻撃中は立ちながら、守備の時は座って。投手は立っていられると、いいようには思わないらしいので」と笑顔を見せた。

 スタメンは万波や松本剛ら1軍の主力メンバーだったが、春季キャンプの2軍メンバーだった古川らも安打を放つなど、若手も存在感を示した。6回に右越えソロを放った新外国人レイエスは「(元中日の)タイロン・ウッズみたいに、一発あるという怖さはある」と評価。試合途中には「稲葉ジャンプ」で知られる現役時代の応援歌も流れ、「じーんとしましたね」と胸を熱くした。

 1軍本拠地で、昨季まで独立リーグに所属していたチームと試合を行うことは「野球界の発展にもつながる」と考える。オイシックスの選手についても「良い投手だなと思う選手もいたし、振れている打者もいた。お互いのレベルアップにつながればいい」と振り返った。

 2年連続最下位から脱却するため、チーム全体で育成の見直しを図る。ベンチでは控えの育成選手らに身ぶり手ぶりで打席での考え方などを伝え、メモも取らせ「自分たちで考えてやれるようになるのが一番理想」と力を込めた。“稲葉流”の育成の道がスタートした。(田中 健人)

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