明大・飯森太慈が「ラン講習」で進化 通算21盗塁の韋駄天「足に懸けている」

[ 2024年2月4日 14:10 ]

快足を武器にする飯森(左)と講師を務めた元陸上選手の三武潤氏(撮影・柳内 遼平)
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 東京六大学野球リーグに所属する明大は4日、男子800メートルなどの種目で活躍した元陸上選手の三武潤氏(29)を講師に迎え、府中市の室内練習場で「ランニング講習」を実施した。約2時間、部員たちは「本職」から走る姿勢などを実技を通して学んだ。

 リーグ屈指の俊足を武器に通算21盗塁を決めている飯森太慈外野手(3年)は「野球と陸上では走り方が少し違うなと感じました。新しいこと、新鮮なことばかりで凄く勉強になりました。地面からの反発をもらうことを一番大事にしてきた。その意識を講師の方も“一番大事”とおっしゃっていたので、これからも重要視していこうと思いました」と言葉をはずませた。

 飯森は盗塁だけではない。プロ球団のスカウトの計測で、打ってからの一塁到達タイムで3秒7台をマークする。4秒を切れば優秀とされ、そのスピードはアマチュア球界トップクラスだ。「陸上と違って塁間が27メートルしかないので、いかに自分の最高速度を早い段階で持ってこれるかが一番大事」とうなづく。

 この日は着いた足を地面から離す際の角度についても指導を受け「地面から足を離した時につま先が上を向いていないといけない」と新たな知識を獲得していた。「自分は足に懸けているので。これからの野球人生も。足はいくら速くなってもいいと思っているので頑張りたい」と飯森。リーグVには欠かせない韋駄天が進化を誓った。(柳内 遼平)

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