大谷翔平 球団イベントでファンの前に初登場「赤とは真逆」ド軍加入を実感 背番号17のファンも多数

[ 2024年2月4日 09:53 ]

ファンフェスタで背番号17のユニホームに身を包みステージに向かう大谷(AP)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が3日(日本時間4日)、ドジャースタジアムでファン感謝イベント「ドジャーフェスタ2024」に参加。球場を埋めた熱烈ファンからの大歓声を浴びた。

 イベントでは初めて「ドジャーフェスト・ステージショー」を開催。フレディー・フリーマン、ムーキー・ベッツらスター選手の後に満を持して大トリでファンの前に初めて登場した。

 背番号17のユニホームを着た大谷は、大勢のドジャースファンを目にし「(エンゼルス時代の)赤とは真逆なのでようやく来たなと実感しています」と笑顔。「ワールドシリーズ優勝、そこだけを目指してるので、ファンもそうでしょうけど、シーズン一緒に戦って行けたら最高です」と呼びかけ、活躍を誓った。

 ステージでは司会者から柔らかい質問も飛び、愛犬・デコピンとの過ごし方については「よくライトに反応してるので、僕が寝ながらライトを動かして彼が走っています」と大谷が持つライトを動かすと、その光を追いかけてデコピンが走るという遊びを繰り返していると明かし、爽やかに笑った。

 また、水原一平通訳との関係性について尋ねられると「ここはもうビジネスの関係なので、友達ではないですけど、割切って付き合ってます」と回答。横に座る水原氏がそれを英語に通訳すると、大谷は爆笑。お馴染みのイジリで会場を沸かせた。

 イベント前にはメディアの取材にも対応。韓国で行われるパドレスとの開幕戦(3月20日)に間に合うかを問われ「今はスケジュール通りに(リハビリが)きている。遅れているわけでもなく、無理矢理早めているわけでもない。このまま順調にいけば、もともと間に合うスケジュールできている。そのスケジュールでいけば間に合うと思う」と出場できる見通しを明かした。

 手術を行った右肘の状態についても「キャッチボールはまだです。アリゾナに入って、軽いところから初めて、その後はピッチングの方は若干慎重気味にいくんじゃないかと思います。1回目の手術よりはスムーズにきているかなと思います」と説明。リハビリの状況については「コンディショニング上は肘が特に最初の1カ月は動けなかったので、動けない中でしっかり食べて回復しないといけない。その分、体重も増えるので若干減量気味から入って、上半身は特にあまり重いウエートも使えない。今は使えますけど。ちょっとマイナスからのスタートになるっていうのは、例年のオフとはちょっと違うかなと思います」と話した。

 ファンフェスタは今年初めて有料になったにも関わらず、10ドル(約1450円)のチケットは3万5000枚が完売するほどの大盛況。球団史上初の入場者数400万人の大台突破を目指すドジャースにとって幸先のいいスタートイベントとなった。

 大谷は球場入りの際は黒の革ジャンにアンバサダーを務めるBOSS(ボス)製の白いTシャツを身につけ、複数の警備員にガードされながら入った。ステージまで移動する際には大勢のファンからカメラを向けられ「イチバン」という声援も上がるなど、大人気だった。また、背番号17のユニホームに身を包んだファンも多数、見られた。

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