阪神・前川 魔の「1・30」突破 昨年左肩負傷で“離脱1号”「少しずつ上げていきたい」万全で春季Cへ

[ 2024年1月31日 05:15 ]

シートノックで本塁に返球する阪神・前川(撮影・大森 寛明)
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 初の1軍キャンプを迎える3年目の前川が魔の「1・30」を落ち着いてクリアした。沖縄先乗り自主トレでは41スイング。柵越えはなく、力強い打球でキャンプ初日に備えた。

 「1カ月通して、レベルアップをして、いい形でシーズンに入りたい」

 1年前の悪夢を忘れてはいない。岡田監督の期待の中、1軍組に抜てきされ、宜野座に先乗り。現地での最終準備で左肩を負傷した。1月30日に「左上肢のコンディショニング不良」を理由に2軍スタートが決定。不名誉な「離脱第1号」となり、キャンプはリハビリに明け暮れた。油断大敵。最終準備でも自らを戒め、万全の状態を整えることに集中した。

 「思ったより暖かいので、ちょっと開きが早かった。細かい調整を含め、ちゃんと確認して、少しずつ上げていきたい」

 森下、小野寺、野口、外国人との外野争いでは右打者が多いだけにアピール機会は増えるはず。スタートダッシュで競争を勝ち抜く決意だ。 (鈴木 光)

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