谷繁氏殿堂入り!DeNA番長祝福「よく怒られたけど怖くないです。でも返球が山なりの時はヤバかった!」

[ 2024年1月18日 15:31 ]

2015年、谷繁氏の現役最後の打席後に花束を渡し、がっちりと握手を交わす三浦監督
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 DeNA・三浦大輔監督も、谷繁氏の殿堂入りを祝福した。

 3学年先輩の同氏とは、指揮官は入団した92年から01年まで10年間同僚でバッテリーを組み続けた。「おめでとうございます!自分が入団した1年目から寮で一緒で、キャンプ中も同部屋で、たくさんバッテリーも組ませてもらいました。配球の面白さを教えて頂いたし、よく怒られたことも覚えています」

 38年ぶりに日本一となった98年には三浦監督は自己最多タイの12勝(7敗)とフル回転。コンビを組んだ谷繁氏に大黒柱の一角まで引き上げてもらった。「自分は球が速くない方だから、例えばスライダーのあとにフォークとか、谷繁さんの配球を理解し始めてから勝てるようになった」と感謝は続く。

 そして長年バッテリーを組んだとあり、谷繁氏の「性格」も掌握している。「谷繁さんが怒っているとき、よく返球が強い球が来たときは怒っていると見られがちですが、僕に言わしてみればあのときはそんなに怒っていないです。それは気合を入れるため。本当に怒っているときは山なりの返球が返ってきます。“あ、ヤバいなっ”て。僕の中でそういう捉え方をしていました」と懐かしんだ。

 そして谷繁氏の「凄み」にも感銘を受けてきた番長は「(捕手でファウルチップが当たったなど)痛いことがあってもそれを見せない。試合に出続けて結果も残す。もらった言葉より、戦う姿勢にもの凄く印象が残っています」と熱弁をいつまでも続けた。
(大木 穂高)

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