早大が練習納め プロ注目の印出&吉納は来季「3冠王」を目標に掲げる

[ 2023年12月17日 13:47 ]

来季は互いに3冠王を目標に掲げた早大の印出(左)と吉納(撮影・村井 樹)
Photo By スポニチ

 東京六大学野球の早大は17日、西東京市内のグラウンドで年内最後の練習を行った。来秋ドラフト候補の印出太一主将(3年=中京大中京)と吉納翼外野手(3年=東邦)はともに来季の目標を「3冠王」に設定。印出は「2人がそれを争う活躍ができればチームも優勝できると思う」と活躍を誓った。

 早大は今秋、最終の早慶戦で勝ち点を挙げればリーグ優勝を決められたが1回戦に勝利以降、連敗でリーグ制覇を逃した。優勝した慶大は明治神宮大会まで制し「悔しかった。4年生の悔しがる姿を見て申し訳ないとも思った。ただ(時間は)戻ってこない。必ずあの経験を生かさなければいけない」と主将は強い覚悟を示した。

 吉納は今秋、打率・324、3本塁打、9打点と大活躍。3本塁打は3冠王を獲得した慶大の栗林泰三外野手(4年=桐蔭学園)らと並んでトップだったが「3冠王を獲られて悔しかった。春は自分が獲れるよう、打率も4割を目指したい」と力を込める。背番号も西武・蛭間や東邦時代の先輩・熊田任洋内野手(4年=東邦)が背負った「1」を託された。「蛭間さんや熊田さんはずっと憧れだった。同じような活躍をしたい」と気を引き締めた。

 互いに下級生の頃から経験を積み、実績十分の印出と吉納。プロ入りも意識しながら戦う大学最後の1年はもう始まっている。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年12月17日のニュース