阪神・及川CSで使える　2戦連続回またぎで零封「腕は振れてきている」

セ・リーグ   阪神２―７中日 （ 2023年9月27日    甲子園 ）

＜神・中＞8回から登板する及川　（撮影・成瀬　徹）
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　阪神・及川が打者4人斬りで3試合連続無安打無失点とし、確かな存在感を示した。8回に登板して三好を鋭いスライダーで見逃し三振。続く龍空は直球2球で追い込み、再びスライダーで空振りさせる3球三振で寄せ付けなかった。続投した9回は岡林を外角スライダーで二ゴロに退け、最多安打を争う中野を後押ししたところで岡留に引き継いだ。

　「球威で押せたのは良かったけど、決め球で甘い球が多かった。しっかり決めきるという部分で、内容はあまり良くなかった」

　直近3試合で打者10人に対して許した走者は1四球だけ。7奪三振を数えても、「まだ、もうちょっといい感覚で投げられる部分もあると思う。真っすぐも正直なところ、まだまだ」と求めるところは高い。

　2試合連続で回をまたぎ、柔軟な起用に応えられる特性は短期決戦でも生きる。「腕は振れてきている。タイミングが合ってくれば…。試合のない期間で調整できればいい」とCSを見据えた。