中日の3年連続Bクラスが確定し、CS完全消滅 立浪監督「これだけ負けているわけなんで、そこは当然」

[ 2023年9月10日 17:58 ]

セ・リーグ   中日1ー2巨人 ( 2023年9月10日    東京D )

<巨・中>8回、安打の大島を出迎える中日・立浪監督  (撮影・西川祐介)
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 最下位・中日が4位・巨人に痛恨の3連敗を喫し、3年連続のBクラスが決まった。クライマックス・シリーズ(CS)進出の可能性がなくなった立浪監督は「これだけ負けている。そこは当然」と厳しい現実を受け止め、必死で前を向いた。

 深刻な貧打で投手陣を援護できないお決まりの展開。0―2の7回1死二塁から石川昂の右前適時打で連続無得点を39イニングで止めるのがやっとだった。

 先発の柳は6回4安打2失点の力投も10敗目。涌井(12敗)、小笠原(10敗)、高橋宏(10敗)とともに、チームでは1973年(星野仙一11敗、松本幸行11敗、渋谷幸春12敗、稲葉光男11敗)以来50年ぶりの「10敗カルテット」となった。
 
 (以下は立浪監督の試合後コメント)
 ――柳は力投も。
 「先に点を取られましたけど、しいかゲームをつくるというところでは。今、ここまで打線が点を取れていないんで、先に点をやったことは痛いんですけど、このところの投球は安定して投げてくれていると思います」

 ――メンデス対策。
 「前回、ここで対戦した時もそうですけど、長いイニングというよりも飛ばしてきているので。制球もウチの時はそんなに乱れるのは出ていないので。どんどんストライク先行されている。ある程度、コースも来ていたんでもちろんチャンスは少なかったですけど」

 ――1点は返した。
 「ずっと点が入ってなかったわけなんで。もう1回、相手のミスも絡んでチャンスが来たんですけど、やっぱりそこで追いつけないというのは、相手にいいプレーがあったにしろ、特に絶好機でなかなか点を取れないというのは課題でもあるし、克服していかないといけない」

 ――Bクラスが確定。
 「これだけ負けているわけなんで、そこは当然のことだと思います。もう少し、何かこう、若い選手、頑張ってはいるんですけど、兆しというのがこのところ、特に見えてこないんでね。(シーズンを)ずっと出たことのない選手は、もちろん練習もさせているんでへばりもあるんでしょうけど。残り試合もっともっと必死に。もちろんやっていく中で結果が出る出ないはあるんですけど、もうやっていくしかないかなと」

 ――攻撃面では先の塁を狙う姿勢や粘りも。
 「まあ、そうですね。粘ってチャンスボールを待つ、四球を選ぶというのも大事だし。ただ、やっぱり早いカウントでチャンスボールを決めきれないというのはね。どうしても自分が打ちたい、打ちたいというのは分からないでもないんですけど、もうちょっと状況を考えながら。打席の中でチャンスの時はもう少し余裕が出てこないと。打ちたい、強く振りたいばかりではやられてしまうケースが多い。そういったことを課題としてやっていきます」

 ――残りシーズンの戦い方
 「1試合1試合、何て言うんですか、もちろん必死にはみんなやっていますし、頑張ってはいると思うんですけどね。やっぱり結果が全ての世界なんで、結果出して自信を付けていってもらえたらなと思います」

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