巨人 両リーグ最多54試合登板&チーム最多23Hの高梨を抹消 ビーディは「特例2023」で離脱

[ 2023年9月8日 16:25 ]

巨人・高梨
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 日本野球機構(NPB)は8日、セ・パ両リーグの出場選手登録および抹消を発表し、巨人はここまで両リーグ単独トップの54試合に登板している中継ぎ左腕・高梨雄平投手(31)の登録を抹消した。

 また、タイラー・ビーディ投手(30=米国)は「特例2023」の対象選手として登録抹消。代わって2020年ドラフト1位右腕の平内龍太投手(25)が登録されている。

 高梨は前日7日のヤクルト戦(神宮)で3―2で迎えた7回に2番手右腕・船迫が2死一塁とした場面で3番手としてリリーフ登板。だが、代打・川端と内山に連続四球を与えて満塁とピンチを広げて降板していた。ここまで両リーグ最多の54試合に登板して2勝1敗23ホールド0セーブ、防御率4.22という成績だった。なお、23ホールドはチーム最多。

 ビーディは3月31日の中日戦(東京D)で新外国人投手として球団史上初めて開幕投手を務めたが、ここまで12球団の開幕投手で唯一白星なし。シーズン途中からリリーフに転向していたが、予告先発投手として発表されていたグリフィンが体調不良で当日に先発回避となった6日のヤクルト戦(神宮)ではリリーフ登板から中2日で129日ぶりの先発マウンドへ。3回を投げて最速153キロと力投し、2安打無失点に抑えていた。

 平内は6月3日に登録抹消となって以来97日ぶりの1軍復帰。今季の1軍成績は7試合に登板して0勝1敗0ホールド0セーブ、防御率5.79となっている。

 巨人では8月23日に吉川尚輝内野手(28)、8月29日に岡本和真内野手(27)と梶谷隆幸外野手(35)、9月1日に中田翔内野手(34)、9月5日には坂本勇人内野手(34)がいずれも体調不良による「特例2023」の対象選手として登録抹消。グリフィンはもとから登録抹消中だったが、それも含めて体調不良による離脱者は17日間で7人目となった。

 吉川、岡本和、梶谷、坂本はすでに戦列復帰しているが、4位からの逆転でクライマックスシリーズ(CS)進出を目指すチームにとっては相次ぐ試練となった。

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