大谷翔平 9試合37打席ぶり、41号本塁打! 特大137メートル弾で貴重な追加点

[ 2023年8月14日 04:44 ]

ア・リーグ   エンゼルスーアストロズ ( 2023年8月13日    ヒューストン )

<アストロズ・エンゼルス>6回、大谷は41号ソロを放つ(撮影・沢田 明徳)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(29)が13日(日本時間14日)、敵地ヒューストンでのアストロズ戦に「2番・DH」でスタメン出場。6回の第3打席で9試合、37打席ぶりの41号本塁打を放った。

 一振りで仕留めた。1―0の6回2死、アストロズ2番手の左腕・ムシンスキーが投じた高めスライダーを完ぺきに捉えた。白球は乾いた打球音を残し、一直線に中越えへ。打った瞬間、それと分かる打球速度110・2マイル(約177・3キロ)、飛距離448フィート(約136・6メートル)、打球角度28度の理想的な特大弾だった。

 久々に味わう感触だった。今月3日(同4日)のマリナーズ戦で40号本塁打を放って以来、一発は遠ざかり、連続試合ノーアーチは試合前の時点で自己最長の8となっていた。その間にブレーブス・オルソンが本塁打を量産。12日(同13日)のメッツとのダブルヘッダー1試合目で2本塁打を記録するなど、8月の11試合で6本塁打を放ち、42本で両リーグトップの座に立った。

 疲労は蓄積してきている。試合前、フィル・ネビン監督は大谷が腕の疲労を抱えていることを明かし、次戦先発については「1回飛ばす。その次の登板で元の位置に戻す」と話した。15日(同16日)のレンジャーズ戦の先発が見込まれていたが、大谷自身が先発回避を希望した。

 目標に向け、まさにチームは崖っぷちに立たされている。プレーオフ進出に向け、大量補強を敢行したエ軍だが、皮肉にも8月に入ってから勢いは失速。この試合まで同月の11試合は2勝9敗と低迷し、5割のラインも切った。

 プレーオフ圏内のブルージェイズとのゲーム差は試合前の時点で6・5。負けられない状況の中、大谷が奮闘する。

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