巨人・山崎伊 今季初登板初勝利!7回1失点「やっと1軍で投げられ良かった」遅れてやってきた救世主

[ 2023年4月20日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人5-1DeNA ( 2023年4月19日    佐賀 )

<巨・D>今季初勝利の山崎伊(撮影・岡田 丈靖)
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 巨人は19日、14年ぶり開催となった佐賀でDeNAに5―1で快勝した。負ければ年間100敗ペースという窮地だったが、今季初登板初先発だった山崎伊織投手(24)が7回4安打1失点の快投を見せチームの連敗を2でストップ。今季初勝利を挙げ、母校・東海大の大先輩でもある原辰徳監督(64)を喜ばせた。

 最下位に沈む巨人を遅れてきた背番号19が救った。3年目右腕・山崎伊が、強力DeNA打線を7回4安打1失点。待望の今季初登板初勝利に頬を緩めた。

 「やっと1軍で投げられたので良かった。1勝できてホッとしている。みんな頑張っているので自分も頑張らないと」

 新たな第一歩を踏み出すべく、代名詞のワインドアップを封印した。自主トレの際に菅野から「タイミングが合わないと思ったら伊織はセットの方が合うと思うよ」とアドバイスを受け、セットポジションでの投球。14年ぶりの開催となった佐賀の慣れないマウンドも「気にならなかった」と内外角にしっかりと制球した。2回に先制を許し、なお1死一塁では「苦手な部分も伸ばしていかないといけない」と2軍で磨いた直球でソトを一ゴロ併殺に斬った。

 この日は「5K」を奪ったが、好投を支えた強靱(きょうじん)な足腰は、明石商野球部伝統のメニュー「3K」で培われた。タイム設定付きでグラウンド横にある20段10往復を10セット行う「階段」、同校近くの地名から命名され急勾配をダッシュする「金ケ崎」、悲鳴が上がるウエートの「下半身」。それぞれの頭文字を取った「3K」は、同校のOBが「あれはヤバかった」と口をそろえる飛躍の原点だ。

 右肘のコンディション不良でつまずいた今春キャンプ。「本当に情けない」という思いを抱えたが、トレーナー陣から「シーズンの大事な時にそうなるよりは、今なって良かったと思えるように」と諭され、前を向いた。

 チームはこの日敗れれば、シーズン100敗ペースとなる窮地だった。「元々、いい投手ですから。これから痛いのかゆいの言わずにね、役割の中で自分を全うしてもらいたい」と原監督。チームに貢献する時間は、まだまだ残されている。(花里 雄太)

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