谷 オリックス復帰初安打 「何とか1本出たので…」

[ 2014年3月23日 10:26 ]

<神・オ>3回無死、左翼線二塁打を放つオリックス・谷

オープン戦 オリックス7―3阪神

(3月22日 京セラD)
 オリックス・谷の視界は大きく広がった。21日の1軍合流から2試合目。オリックス復帰初安打をマークしたのは、先頭で登場した3回だ。メッセンジャーのスライダーを左翼線二塁打とし、「何とか1本出たので、次につながると思う」とニッコリ。さらに足でもアピールした。

 1死三塁となり、阪神内野陣は前進守備をしいたが、山崎勝の二ゴロの間に、捕手藤井の脇をすり抜ける好走塁で同点のホームに生還。「スタートは悪かった」と手厳しかった森脇監督だが「好スライディング。足は問題ないね」と高評価を口にした。1軍合流が約2週間も遅れた原因は左足甲の腫れだったが、谷も「だいぶ走れるようになったし、いい感じできている」と問題なしを強調。走攻守での仕上がりぶりに、チーム構想も変わってきた。

 同監督は、復帰したペーニャと2人に安打が出たことで、「どんどん上がってきている。内容のいいバッティングをしてくれて、選択肢が広がる」と打線に言及。28日の開幕戦で、日本ハムは左腕吉川が先発予定のため、開幕1軍どころか、谷の開幕スタメン構想も急浮上してきた。

 「まずはメンバーに入ることだけど、開幕を意識してやりたい。間に合わせるつもりでやっている」と谷も力強い。現状、レギュラー選手は糸井、ヘルマンら一部の選手のみ。経験豊富な谷の復活で、オリックスは活性化しそうだ。 

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2014年3月23日のニュース