Wエース初対面!遼、マーくんと“男の約束”世界で大暴れ

[ 2012年12月22日 06:00 ]

ビートたけし(左)、石川遼(右)らとラウンドする楽天・田中

 石川遼(21=パナソニック)が侍ジャパンのエースと世界での活躍を誓い合った。来年は米ツアーに本格進出を果たす日本ゴルフ界のエースは21日、沖縄県内のゴルフ場で行われた新春特番のテレビマッチ収録で楽天・田中将大投手(24)と初対面。日本のスポーツ界が誇る“Wエース”はキャッチボールでも交流を深め、共演した映画監督の北野武(65)、なでしこジャパンの佐々木則夫(54)両監督も活躍に太鼓判を押した。

 侍ジャパンのエースの存在感は抜群だった。数多くのプロ野球選手とラウンドしてきた石川も、迫力あるプレーに目を見張った。「一番驚いたのは飛距離。スイングもすぐに70台を出せる完成度だと思った」と80のベストスコアを出したばかりという田中のポテンシャルを感じ取った。

 もちろんゴルフは石川が本職。アウトドライブされた場面もあったが、要所は締めた。田中に「スイングもきれいで見ていてほれぼれした」とうならせる出来で、来季の米ツアーに挑むプロゴルファーの意地は示した。

 ハウス食品のCMで「競演」したことがあるが、この日が初対面の2人。交流はゴルフだけにとどまらない。ラウンド途中ではグラブと硬球を取り出してのキャッチボールも開始。ここでは田中が本職だ。「手元でバンって伸びてくる。グラブの土手で取ったらジーンとした」と石川はうれしそうに振り返った。

 そんな2人に海外で活躍する上でのアドバイスを送ったのが、世界を制した北野監督と佐々木監督の“両監督”だ。北野監督は「慣れしかない。オレは外国に行っても何も気にしないし、遼くんもそうなってきている。大丈夫だよ」と語り、佐々木監督も「恐れずにチャレンジしてほしい。なでしこは来年はじっとしているから、その分を2人に盛り上げてもらいたい」と期待を寄せた。

 それぞれゴルフ界と野球界を背負う“遼くん・マーくん”のWエース。来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3連覇を目指す田中が「僕らの立場からすれば、遼くんの勝ってる姿を見たい。それは期待するところ」とエールを送れば、石川は「田中さんは日本一の投手。素晴らしいピッチングで世界の強豪国をギャフンと言わせて、日本代表を優勝に導いてほしい」と応えた。世界の舞台で日の丸を背負っての大暴れ。期待しているのは、もちろん2人だけではない。

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2012年12月22日のニュース