落合監督、初カミナリ「そんなとこに立ってたら邪魔だよ!」

[ 2010年10月1日 06:00 ]

投内連携で厳しくゲキを飛ばす落合監督

 眼下の敵が敗れて、いよいよマジックは1。中日は1日もナゴヤドームで練習を行うが、選手は「その時」に備えて一度帰宅後、再び球場に集合する予定だ。

 この日は祝勝会用のビールも運びこまれるなど準備もスタート。仮に阪神が敗れて優勝が決まった場合は胴上げは行われず、翌2日の今季最終戦(対ヤクルト)の試合後に落合監督がファンの前で宙を舞うことになりそうだ。
 4年ぶりのVは目前。しかし指揮官に浮かれたところはまるでない。阪神が敗れる前、日中にナゴヤドームで行われた全体練習。怒声が響いたのは投内練習の時だった。一塁手のブランコが一、二塁間で打球を捕球し、一塁にトス。その動きに納得がいかなかったのか、「自分で(元の守備位置に)戻れるやつは戻れ!投げたら終わりじゃないぞ。そんなとこに立ってたら邪魔だよ!」と強い口調でしっ責した。
 落合監督が練習中に選手に怒声を浴びせるのは今シーズン初。キャンプ以来の出来事だ。怒られたブランコはその後、辻総合コーチと何度も反復練習。ここ一番での「カミナリ」は、優勝目前のチームの気持ちを引き締める効果があった。1日にもV。それでも落合竜は最後まで気を抜くことはない。

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2010年10月1日のニュース