松井秀 10試合ぶり打点で延長戦勝利に貢献

[ 2010年7月11日 06:00 ]

延長戦でアスレチックスに競り勝ち、喜ぶ松井秀(左から2人目)らエンゼルスナイン

 【エンゼルス6-5アスレチックス】エンゼルス・松井はアスレチックス戦で出場10試合ぶりの打点を挙げ、チームの延長戦での勝利に貢献した。

 2―2の6回無死満塁から中犠飛。犠飛を打ちやすい高めを待ち、狙い通りに運んで「ここで点を入れないと、という展開。若干詰まりましたけど、あそこまで飛んだのでよかったです」と満足げ。4試合連続無安打でも、打撃の状態は「決して悪くない」と言葉に力を込めた。

 チームは連敗を4でストップ。この日敗れた首位レンジャーズとのゲーム差は4・5に縮まったが、試合前には想定外のニュースが飛び込んできた。ヤンキースへのトレードが濃厚とみられていたリーが急転、同地区のレ軍に移籍。球場入り前にテレビのニュースを見て知った松井は「勝たなくちゃいけない相手。頑張るしかないでしょう」と危機感を募らせた。

 今季エ軍はリーと5月28日に対戦し、勝ち星を献上。松井は2三振を含む4打数無安打に封じられた。レ軍とはまだ14試合の対戦を残しており、4年連続地区優勝への最大の壁としてメジャー屈指の左腕が立ちはだかることになった。

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2010年7月11日のニュース