岸 エコ投法でW杯観戦アシストだ!

[ 2010年6月29日 06:00 ]

新潟のマウンドの傾斜を確認する西武・岸

 29日の日本ハム戦(ハードオフ新潟)で今季10勝目を目指す西武・岸が、同日の日本時間午後11時にキックオフとなるサッカーW杯日本代表のパラグアイ戦をファンが観戦できるように、試合時間短縮を誓った。

 「つまらない四球を出さないようにしたい。チームの攻撃のためにも、そしてサッカーを見る人のためにもリズム良くいきたいですね」。この日はランニングやキャッチボールなどで調整。初登板となる「ハードオフエコスタジアム新潟」の名前のごとく、エコな投法を心掛ける。

 今季、先発時の平均試合時間は、3時間12分。チームメートの帆足は3時間7分、涌井は3時間8分と、3本柱の中でも最も試合時間が長い。しかし、無四球で1失点完投した5月12日の巨人戦(東京ドーム)は2時間22分で試合を終えており、まずは無駄な四球を出さないことが先決。日本ハムとは今季初対戦となるが「雰囲気が良くなると止められない感じがある。つながらせないようにしたい」と語った。

 入団から4年連続2ケタ勝利となれば、池永が65~69年に5年連続をマークして以来、41年ぶり球団史上3人目の快挙。松坂(現レッドソックス)も成しえなかった記録となるが「それは意識はしないようにしたい」と平常心を強調した。

 サッカー日本代表の戦いぶりにも注目し、24日深夜のデンマーク戦もテレビ観戦した。「あした(29日)も見ると思います」。新潟のファンが野球とサッカーのダブル観戦ができるように、岸が小気味良いリズムで節目の勝利を手にする。

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2010年6月29日のニュース