代打の神様!桧山様!阪神今季7度目サヨナラ勝ち

[ 2009年8月22日 21:14 ]

9回、満塁のチャンスに代打でサヨナラ打を放ち、ナインに祝福される阪神・桧山(中央)

 【阪神2―1広島】阪神が今季7度目のサヨナラ勝ち。0―1の7回に桜井の8号ソロで追い付き、9回1死満塁から、代打桧山が中前打を放って試合を決めた。広島は3回に1点を先制したが、その後は攻め切れず、9回の好機も生かせなかった。

 ≪アニキがヘルメット叩きつけた≫無我夢中でサヨナラ勝ちだと気付かなかったという。阪神の桧山は「プレーに入り込んでいて“打ったらサヨナラ”と忘れていた」と照れ笑い。1―1の9回1死満塁で中前に打球を運んだ。
 9回、新井の中前打を足場に絶好機をつくり、代打桧山が告げられた。「内野が前に来ていたので、強い打球を打つ意識だった」。ファウルで粘り、6球目の内角の変化球をうまくさばいた。2004年以来のサヨナラ安打。お立ち台では「感無量です」と声を上ずらせた。
 8回1死一、二塁で、併殺打に倒れた金本がヘルメットを地面にたたきつけ、ベンチに戻って今度はバットをへし折った。桧山は「珍しい。ここが勝負やと思っているから自然とそうなったんやろう」と同じベテランの心情を察した。
 負ければフラストレーションが一気にたまる試合。一振りで救った桧山は「どんな形であれ、勝てて良かった」と大きく息をついた。

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2009年8月22日のニュース