上原の制球力に捕手が感心「構えたところに全部来た」

[ 2009年2月17日 09:40 ]

初のブルペン投球を終え、ボールを受けたゾーン捕手(左)と笑顔でタッチするオリオールズ・上原

 同じタイミングでブルペンに入った投手が終わっても、まだ投げ続けた。オリオールズの上原が初のブルペンで、球数制限の30球を超える47球。設定された球数よりも多めに投げ込んだ。

 前日、クレイニッツ投手コーチと話し合い、調整法は上原が納得できるやり方を尊重すると言われていた。同コーチは「日本選手が多めに投げたいのは知っている。球数を投げたいなら、それで構わない」。上原は肩慣らしを済ませると、正捕手ゾーンを相手に直球、変化球と順に持ち球を披露。コーチ、選手が大勢見守る前で、間を取りながら淡々と投げ続けた。
 ブルペンを終えた上原は「打者もいないし、何の緊張感もない。収穫もない」と話した。しかし、持ち前の制球力は十分なインパクトを与えた。クレイニッツ投手コーチは「素晴らしかった。制球はこれまで見た誰よりもいい」と話し、ボールを受けた正捕手のゾーンも「構えたところに全部来た」と感心した。
 この日は最初ということもあり、やや抑え気味に投げたという上原。次回の“ブルペン登板”は18日に予定されている。(共同)

続きを表示

2009年2月17日のニュース