イチロー 不振の打線に「これは異常なこと」

[ 2008年5月10日 14:29 ]

ホワイトソックス戦の1回、一塁ゴロに倒れたマリナーズのイチロー

 米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は9日、シアトルでのホワイトソックス戦に「1番・中堅」で先発出場。2打席目に中前打を放ち、9試合連続安打とした。この日は4打数1安打で、打率は2割8分1厘。城島健司捕手は出場しなかった。

 マリナーズは2-4で敗れた。

 ≪「これは異常なこと」≫マリナーズ打線の不振が続いている。5月の9試合中、唯一勝った5日の試合を除いて8試合が2得点以下での敗戦。この日は3回、安打で出塁したイチローが盗塁に成功した後、暴投で生還。やっと連続イニング無得点を24で止めた。
 スカウト、コーチの経験が豊富なマクラーレン監督は「長い間野球にかかわっているが、これほどひどいスランプを見たことがない」と嘆いた。借金はリーグワーストの9まで膨らんだ。
 イチローはどう感じているのだろうか。「1997年以降のオリックスはずっとこんな感じでした。95、96年は違ったけどね」と、まずは冗談めかしての思い出話。ただ、もちろん現在のチーム状態が普通だとは思っていない。
 「これは異常なこと」。5月の全9試合で安打を放ち、8盗塁を記録しているイチロー。ともかく自分の仕事に徹し、ほかの打者の復調を待つしかない。

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2008年5月10日のニュース