立命大、箱根駅伝予選会への思い「一生に一度の大会」「関東の人たちに食らいつく」

[ 2023年9月20日 17:29 ]

キャンパスを背に、駅伝シーズンへと意気込む立命大男子陸上部の部員たち
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 第100回箱根駅伝の予選会(10月14日)に出場する立命大の男子陸上部が20日、滋賀・草津市内の同大学で練習を公開した。

 今大会の門戸が全国に開かれ、いち早く関西から参加の意志を表明したのが立命大。予選会は10~12人がハーフマラソン(21・0975キロメートル)を走って各校上位10人の合計タイムで競われる。今回は第100回の記念大会となるため、出場枠は3校増の23大学。既にシード権を得ている10校に加え、予選会で出場権を獲得できる大学は10校から13校に増加した。

 取材に応じた選手たちの主なコメントは、以下の通り。(カッコ内は学年と出身高校)

 ▼北辻巴樹主将(4年=清風)
 「(駅伝シーズンで)自分がどこを走るかはまだ明確になっていないけど、主将という立場。チームに勢いを与える走りをしたい。どれだけ関東の強豪についていけるか」

 ▼谷口晴信(4年=網野)
 「(立命大男子陸上部は)部員数は関東の大学に比べたら少ないと思うけど、それぞれがこだわりを持っている。1人1人が個性を持っているチームだと思う」

 ▼大森駿斗(3年=智弁学園奈良カレッジ)
 「9月の上旬に体調を崩してしまったけど、今からしっかりと上げていきたい。チームとしては練習を積めている選手が多いし、これからの駅伝シーズンに向けて良い状態になっている」

 ▼中田千太郎(3年=智弁学園奈良カレッジ)
 「2回の合宿を経て、長い距離の耐性もできてきた。ワクワクしている。心身ともに万全かなと思う」

 ▼山崎皓太(3年=洛南)
 「箱根の予選会に挑戦すると決めた時から(チームは)はるかに成長している。自分や大森、中田といった選手がタイムを稼いで、それだけでなく、7~10番目の選手が1時間5分に近づけるかが重要になる」

 ▼尾上陽人(2年=旭野)
 「(箱根駅伝の予選会は)関東の大学の選手が人生を懸けて戦いにくる場所。関東の人たちに食らいついて、最後に競り勝って、自分のやってきたことを出せるようにしたい」

 ▼倉橋慶(2年=智弁学園奈良カレッジ)
 「箱根の予選会は、自分の人生の中でも最初で最後になる。走るのが好きで、小学生の頃から箱根駅伝はテレビで見ていた」

 ▼清水隼人(2年=西京)
 「関東との実力差を感じていて(予選会出場に)最初は“うーん”という感じだったけど、出られるなら出たいと。(箱根駅伝は)テレビで見る人も多いと思う。自分は、人から注目されるのが好きなので」

 ▼金高哲也(2年=洛南)
 「高校時代は(駅伝のメンバーなどから外れて)走れない悔しい日々が続いた。大学で見返してやろうと思って立命に来ているし(予選会は)見返すことができる、一つ大きな大会」

 ▼長沢悠太(2年=立命館守山)
 「自分が立命に来たいと思ったのが、中学の時。(出雲駅伝で)早大と競っているシーンがあって、立命館がいいと思っていた。自分も立命館の力になりたい」

 ▼八木丞太郎(2年=立命館)
 「元々、自分は(予選会への出場に)反対派だったけど、話し合いを重ねる中で“挑戦する意味があるんじゃないか”と(変わってきた)。一生に一度の大会。今後の競技人生にも役立つと思う」

 ▼中山柊太(1年=宝塚)
 「(進学の理由は)立命館のユニホームが格好良くて、駅伝といえば立命館だった。関西で頑張ろうと思っていて、駅伝の大会が増えてワクワクしている」

 ▼橋本和希(1年=神戸商)
 「入部してからケガなく順調に来ている。今年しかない大会で、今年、一番出たいのが箱根の予選会。(大会までの)ケガや体調にも気をつけたい」

 ▼藪田虎志朗(1年=豊川)
 「妙高、菅平と2回の合宿で良い練習を積めてきた。(予選会に)自分が走るとなれば、その心構えはできている」

 ▼高木大翔(1年=小倉南)
 「大学に入学する時、1年生での目標を“箱根駅伝の予選会のメンバーに入って貢献すること”と決めた。箱根駅伝は、中学で陸上を始めてからずっと見てきました」

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