【ラグビーW杯】日本代表の一体感を作る「絆ルーム」と「絆ナイト」 18日未明イングランド戦

[ 2023年9月14日 23:38 ]

ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組   日本―イングランド ( 2023年9月17日    ニース )

<日本代表会見>会見する日本代表リキ・フルーティコーチ(撮影・篠原岳夫)
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 「ONE TEAM」の陰に「絆ルーム」あり――。

 大会初戦でチリに快勝し、17日(日本時間18日)にイングランドとの第2戦を迎える日本代表は14日、ベースキャンプ地のトゥールーズからチャーター機などを利用し、試合前後の拠点となるモナコに移動。到着後、会見に応じたスキル担当のリキ・フルーティ・アシスタントコーチが、「絆ルーム」と呼ばれるレクリエーション室の存在を明かした。

 「ホテルには必ず絆ルームを設ける。そこには卓球台、カードゲーム、ニンテンドースイッチなどがある。選手が自分の部屋に閉じこもらないようにしている」

 6月から合宿開始から、まもなく4カ月。選手の息抜きの場として、何よりオフザピッチでも選手同士の絆を深めるため、行く先々で設けられてきたのが「絆ルーム」だった。これまでに日本協会の公式ユーチューブチャンネルでも、選手が卓球に興じる様子などが発信されており、大会真っ只中の現在も、つかの間の休息を与える部屋となっている。

 また極度のプレッシャーが掛かる大会中、選手をリラックスさせるために設けられているのが「絆ナイト」だ。ゲームやレクリエーションを全員で楽しみ、ラグビーを一瞬でも忘れるための大切な時間になっており、フルーティ氏も「そこで一つになることで、またチームが前に進むことができる」と説明した。

 日本代表がW杯イヤーに掲げた3つのスローガンでありキーワードが、「絆」「勇気」「導く」の3つの言葉。絆を深め、一致団結して世界の頂点へ。ラグビーに限らず、あらゆる世界で共通する強固の組織づくりのヒントが、そこには存在している。

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