霧島“大関先輩”朝乃山撃破 カド番脱出へ一歩前進 5日目で早くも全勝力士なしの大混戦模様

[ 2023年9月14日 17:57 ]

大相撲秋場所5日目 ( 2023年9月14日    東京・両国国技館 )

<大相撲秋場所5日目>外掛けで朝乃山を破る霧島(上)(撮影・西海健太郎)
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 大相撲秋場所は14日、東京・両国国技館で5日目の取組を行い、カド番大関・霧島(27=陸奥部屋)は元大関・朝乃山(29=高砂部屋)を外掛けで下し、3勝2敗とカド番脱出へ一歩前進した。初日から4連勝だった阿武咲、金峰山、熱海富士がいずれも敗戦。5日目にして全勝力士がいなくなる混戦模様となった。

 大関経験者の意地がぶつかり合った。注目の取組となった霧島と朝乃山の取組は両者がっぷり組み合う長い相撲に。最後は霧島が足技を使い、外掛けで朝乃山を土俵に叩きつけた。新大関・豊昇龍は玉鷲の押しに土俵際で耐え、一気に押し出して連敗ストップ。カド番大関・貴景勝は阿炎を押し出して“秒殺”3連勝を飾り、5日目で初めて3大関がそろって白星を重ねた。

 関脇・大栄翔は隆の勝に押し切られ、2勝3敗の黒星先行。新関脇・琴ノ若も翔猿に力を上手く利用されるとはたき込みで敗れ、黒星を重ねた。若元春は新小結・錦木を得意の左四つの形で寄り切り、3連勝で白星と先行させた。

 初日から4戦全勝と好調をキープしていた前頭六枚目・阿武咲は豪ノ山の圧力に耐えきれず、突き出しで敗れて初黒星。同じく全勝を守っていた前頭十五枚目・熱海富士、前頭十枚目、金峰山も勝ち星を挙げられず全勝力士がいなくなる混戦の秋場所となった。

 十両では、新十両の大の里が紫雷を寄り切りで退け、初日から無傷の5連勝。力強い相撲を見せ、十両で唯一の勝ちっ放しとなった。

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