ゴールボール女子が銅メダル「勝てると信じていた」元プロ野球投手の娘・欠端が殊勲3得点

[ 2021年9月3日 15:59 ]

東京パラリンピック第11日ゴールボール女子3位決定戦   日本6ー1ブラジル ( 2021年9月3日    幕張メッセ )

<パラリンピック ゴールボール 日本・ブラジル>銅メダルを獲得し、国旗を手に笑顔の欠端(左)と萩原(撮影・木村 揚輔)
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 世界ランキング5位の日本は同3位のブラジルに6―1で大勝し、銅メダルを獲得した。2大会ぶりの金メダル獲得はならなかったが、自国開催の舞台を勝利で終え、2大会ぶりの表彰台となった。

 大車輪の活躍を見せたのは、レフトで先発した欠端瑛子(セガサミー)だった。前半2分に相手の左サイドに沈める先制点。2分後に右隅に決勝点となる2点目を挙げ、同12分には3点目でリードを5点差に広げた。前日のトルコ戦で狙われた守備でも奮闘し、自身がベンチに下がるまでは相手に得点を許さなかった。試合が終わると、両手を突き上げてうれし泣き。「自分のせいで負けた」と大泣きした前日から修正し「勝てると信じていた」と語った。

 父はプロ野球の大洋(現DeNA)などで投手として活躍した光則氏。この日はまだ連絡がないといい「父にはメダル獲ったよ、勝って終われたよと伝えたい」と笑顔で語った。金メダルを獲ったロンドン大会では主力ではなかったため、チームを金メダルに導くという一番の目標は持ち越された。「次のパラリンピックの舞台に立ちたい」と話した。

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2021年9月3日のニュース