錦織「最後は思い切りやった方がいいかなと」4時間の激闘制す 次戦はジョコと対戦「作戦練って頑張る」

[ 2021年9月3日 10:03 ]

テニス 全米オープン第4日 ( 2021年9月2日    ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター )

錦織圭のバックハンド(ロイター)

 男子シングルス2回戦で2年ぶり出場の世界ランキング56位の錦織圭(31=日清食品)は、同61位のマッケンジー・マクドナルド(26=米国)と対戦。7―6、6―3、6-7、2-6、6-3で勝ち、2年ぶり3回戦に進出した。

 8月に米・ワシントンで開催されたシティ・オープン準決勝で敗れた相手との再戦。3時間57分に及んだ激闘を制した。

 フルセットまでもつれ込んだ接戦。2セットを先取したが、3、4セットを取り返された展開に錦織は「後半の彼のプレーがよくなってきたので、どう止めようかというのが5セット目のカギでしたの。フォワーの強打が入ってきてたので」と振り返った。

 天候状態としても強い風が吹き抜けており「風の中難しかったですけど、(ショットが)入って最初ブレークできて、良い流れは前半からつかめた」とし、最終セットは「1ゲーム目ブレークされてヒヤっとしました。風に悩まされて、打った方がいいのか、じっくりいった方がいいのか、自問自答しながら。最後は思い切りやった方がいいかなと振り切ってた」。第2ゲームから4ゲーム連取で逆転に成功し「1ゲームブレークされたので思い切って逆にプレーできたところもありましたね」と話した。

 3回戦は、第1シードのジョコビッチ(セルビア)との対戦が決まった。男子史上3人目の年間グランドスラムに王手をかけており、錦織にとっては東京五輪で敗れた相手との再戦となるだけに「まずは回復して。最近負けてる相手なので作戦練って頑張ります」と見据えた。

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