東京パラリンピック開会式スタート コンセプトは「WE HAVE WINGS」 NZは不参加

[ 2021年8月24日 20:00 ]

<パラリンピック開会式>パラリンピック開会式が始まり、花火が打ち上がる(撮影・坂田 高浩)
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 史上初めて同一都市で2度目の開催となる東京パラリンピックが24日午後8時、国立競技場で観客を入れずに開会式を行い、開幕した。25日から閉会式が行われる9月5日まで、22競技539種目で熱戦を繰り広げる。

 今大会には161の国・地域(ロシア選手は個人資格)と難民選手団から史上最多の4403選手が参加する。女子選手は1853人で同様に史上最多。新型コロナウイルスの影響などで参加できなかった国もあり、選手団の数は12年ロンドン大会の164に次ぐ2番目。

 開会式のコンセプトは「WE HAVE WINGS」。ピッチ上に“パラ・エアポート”を描き、片翼の飛行機に扮した車いすの少女が主人公として物語が繰り広げられる。パラアスリートたちのパフォーマンスが見ている人たちにも「翼」があることに気づかせてくれる。

 また、この日、国際パラリンピック委員会(IPC)のクレイグ・スペンス広報部長が開会式でアフガニスタンの国旗をボランティアが掲げて入場することを明らかにした。政情不安のアフガニスタンは大会参加を断念したが、IPCのアンドリュー・パーソンズ会長は「連帯の印」として、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の代表者が開会式で同国の国旗を掲げて入場すると公表していた。さらに、ニュージーランドが選手の意思を尊重し、開会式には不参加となったことも発表している。

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