桃田賢斗、よみがえる頂へのイメージ「信念貫く」会場はジャパンオープン2連覇の地

[ 2021年7月21日 13:28 ]

桃田賢斗
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 東京五輪で金メダルを狙うバドミントン男子シングルス世界ランキング1位の桃田賢斗(NTT東日本)が21日、会場の東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで練習を行った。報道陣に公開されたサブコートでの練習では、常山幹太(トナミ運輸)やスパーリング選手と明るい雰囲気でシャトルを追いかけた。「凄くきれいでプレーしやすい。設営してくれた人に感謝です」と印象を語った。

 同会場で行われた18、19年のジャパンオープンは2制覇。「サブで練習した時も、ジャパンオープンを思い出した」と明かす。プレ五輪として開催された19年大会は優勝インタビューで男泣き。「優勝インタビューだったり、いろんな思い出がある」と振り返りつつも「いろんなことを思っちゃうけど、自分の信念を貫きたい」と初心を忘れなかった。

 桃田が練習する横ではデンマークの世界ランク2位アクセルセン、同3位アントンセンが汗を流していた。互いの練習を見つめる一幕もあり「海外選手を見ると凄く強そうに見える。このままで大丈夫かな、もっと何かやらないといけないんじゃないかと焦ってしまう気持ちがある」と正直に受け止めつつ「焦りすぎても意味がない。落ち着かせながら自分をコントロールして過ごしていけたら」と平常心を強調した。

 会場は五輪使用のため3コートのみの設営。25日に1次リーグ初戦に挑む桃田は「(コートが)広く感じる。球が落ちる感覚が少し遅い。いつもより広い体育館でやっているので、球のスピードが遅く感じて長いラリーになる。気持ちをつくって挑んでいけたら」とイメージを膨らませていた。

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2021年7月21日のニュース