東京五輪、都内会場無観客に 開会式への“五輪ファミリー”入場は?

[ 2021年7月8日 23:05 ]

東京五輪・パラリンピックに向けた5者協議に臨む(左から)東京都の小池百合子知事、東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長、IOCのバッハ会長、丸川珠代五輪担当相
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 東京五輪の観客数上限を協議する政府、東京都、大会組織委員会、国際オリンピック員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)による5者協議が8日に行われ、東京都の会場は無観客となることが決定した。

 その後に行われた競技が開催される自治体と組織委などとの連絡協議会で、新型コロナウイルスの緊急事態宣言が12日に発令される東京都の他、まん延防止等重点措置が継続となる神奈川、千葉、埼玉の首都圏会場も無観客が決定する方針となっている。

 一部では無観客となった際にも23日に国立競技場で行われる開会式は、米ワシントン・ポストで“ぼったくり男爵”と揶揄されたトーマス・バッハ会長や、5月に緊急事態宣言下での開催に「もちろんイエスだ」と答えて国民感情を逆なでしたジョン・コーツ副会長らIOC関係者の“五輪ファミリー”やスポンサー関係者は入場を認めると、報じられていた。

 この件に関しては、6日に丸川珠代五輪相は「具体的な案が議論されているわけではない」と話していたが、“別枠”で入場を認めるか否かにも大きな注目が集まっている。

  組織委の橋本聖子会長と武藤敏郎事務総長が同日午後10時45分から会見を行う予定だったが、午後11時の時点で会見は始まっていない。

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2021年7月8日のニュース