池江璃花子「幸せなスイマーだなと心から思います」21歳誕生日にリレーで日本新記録

[ 2021年7月4日 16:46 ]

競泳サマーチャレンジ記録会最終日 ( 2021年7月4日    さがみはらグリーンプール )

<サマーチャレンジ記録会>21歳を迎え、指で「21」を作る池江 (撮影・光山 貴大) 
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 池江璃花子(ルネサンス)を擁する東京五輪の女子400メートルリレー日本代表が非五輪種目の200メートルリレーに出場し、前日に続いて日本新の1分39秒67をマークした。本番想定の午前に五十嵐千尋―池江璃花子―酒井夏海―大本里佳の順番で泳ぎ、前日の1分39秒82を上回った。

 池江は21歳の誕生日に最高のスタートを切った。場内の電光掲示板には、サプライズで誕生日を祝福するメッセージが映り、涙ぐむ場面もあった。五輪前最後のレースを終えた池江の主な発言は以下の通り。

 ―レースを終えて。
 「昨日から自分自身のタイムをあげることができて、日本記録を2回連続で更新できて満足」

 ―タイムを見た瞬間は。
「正直タイムが分からなかった。タッチした後にタイムを聞いて、日本記録というのを聞いてうれしかった」

 ―電光掲示板でメッセージ。会場全体で祝福された
 「本当に日本一か世界一か分からないですけど、本当に幸せなスイマーだなと心から思います」

 ―リレーメンバーから祝福は?
 「璃花子ハッピーバースデーという文字を壁に貼ってくれていたり。今日のレース、21歳最初のレースと20歳最後のレースで日本記録で締められ、また始めることができてうれしい」

 ―レース内容は
 「今日はやっぱり昨日よりタイムをあげたい気持ちだったり。そういう気持ちもあって、五輪を想定してというのもあって。凄く緊張した。それこそ自分の普段通りのルーティーンができているなという感じだった。速いフォームではないですけど、とりあえずは今回はリレーでチームに貢献する目標でリレー代表に入っているので。そこは1つクリアできたかなと思います」

 ―五輪、第二泳者の使命は。
 「やっぱり、千尋さんが好タイムで泳いできてくれると私の中では思っている。その流れのまま、第3泳者の夏海につなげれば」

 ―五輪に向かう。
 「まずは世界のレベルが非常に高いので。決勝に残るっていうところ。予選から日本記録で泳ぐことを意識してやりたい。あとはリレーなので3秒真ん中、3秒前のタイムを出せたら」

 ―21歳の抱負
 「負けるのは今年までっていうふうに決めている。もう21歳。とりあえず今年まではどうなるか分からないですけど、また22歳になったときに誰にも負けないような強い選手になれるように。21歳はどんどんいろんな経験を代表でしていって。来年だったり、これからの競技人生につなげていければ」

 ―五輪前最後のレース
 「あまり1カ月切った実感がなかったりする。この後、代表チームで動く時間が長くなると思う。その期間にチーム力、チームの雰囲気、五輪に向けての意識を高めていければと思う。今回も最後ではあったけど、練習もまだ少し追い込む練習をする。最後の詰めをできるように、今回はとりあえず良いレースができたと思う。これを本番でもつなげるようにしたい」

 ―五輪本番では、サラ・ショーストロム(スウェーデン)らとも再会できる。
 「彼女たちと会うのは、正直、一番楽しみにしているくらい楽しみ。ここに戻ってきたというのをサラだったり、選手に伝えられる。みんなが楽しめるような、自分も楽しめるような雰囲気だったりレースができれば」

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2021年7月4日のニュース