MVPのブレイディーは続投宣言 45歳超えても現役へ!

[ 2021年2月8日 13:18 ]

ジゼル夫人と抱擁をかわすバッカニアーズのブレイディー(AP)
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 ペイトリオッツ時代を含めてスーパーボウルを7回制し(出場10回目)、5回目のMVP(いずれも過去最多)に輝いたバッカニアーズのQBトム・ブレイディー(43)は「以前の優勝と比べることはできない。でもつらい時期を乗り越えて全員が団結した。それを誇りに思う。きょうは一年の中で最高のゲーム。勝てると信じていた」と移籍初年度での頂点到達に歓喜。すでに「45歳まで」ではなく「45歳をを超えても」現役にこだわる姿勢を示しており「また戻ってくるよ」と自身11回目のスーパーボウル出場にも意欲を見せていた。

 フロリダ州タンパを本拠にしている北米4大プロスポーツでは昨季にNHLのライトニングがスタンレー杯決勝を制しており、大リーグのワールドシリーズにもドジャースに敗れたとは言えレイズが進出。NBAでは渡辺雄太(26)が所属するラプターズが本来の地元でもあるカナダ・トロントで試合を行えないためにタンパを準本拠にしているが、2019年のファイナルでは初優勝を飾っている。言わばタンパは“王者”の量産フランチャイズ。フロリダ州では新型コロナウイルスの感染拡大が社会問題となり、1月8日には過去最多となる1万9530人の感染が判明し、バッカニアーズもきびしい健康管理体制の中でのシーズン消化となっていたが、主力に離脱者を出すことなく最後の試合まで乗り切った。

 北米4大プロスポーツの現役選手で優勝決定シリーズを最も経験しているのはブレイディーとNBAレイカーズのレブロン・ジェームズ(36)の2人(10回)だが、優勝回数ではブレイディーが上(ジェームズは4回)。マイケル・ジョーダン(元ブルズ)の優勝回数(6回)をもブレイディーは超えていった。

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