ラプターズの渡辺が3Pで新天地初得点 チームは5敗目 6日からロード4連戦

[ 2021年1月5日 12:35 ]

3点シュートで新天地初得点を記録した渡辺雄太(AP)
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 NBAラプターズに所属している渡辺雄太(26)が4日、準本拠地としているフロリダ州タンパで行われた今季第6戦(対セルティクス)の第4Q残り4分16秒(スコアは102―121)からコートに登場。その11秒後にセルティクスのロバート・ウィリアムス3世(23)が外したシュートをリバウンドで確保すると、スタンリー・ジョンソン(24)のアシストを受けて左サイドから3点シュートを成功させて新天地で初得点を記録した。

 渡辺は第4戦(12月31日)となったニックス戦(9分で無得点)以来の今季2度目の出場で、3点シュートの成功はグリズリーズ時代の2シーズンを含めてこれが通算6本目(試投26本)となった。

 結局放ったシュートはこの1本のみで3得点。しかし出場時間帯のチームスコアはラプターズの出場13人の中では最高のプラス7だった。渡辺がコートに登場してからわずか1分40秒後、19点差だったスコアは10点差にまで縮まっており、セルティクスは勝利を確信してベンチに下げていたジェイソン・テータム(22)とジェイレン・ブラウン(24)の主力2人をコートに戻さざるをえなかった。

 ただしラプターズは第1Q途中で13点をリードしながら後半に入って最大26点差を追うなど最後まで苦闘。114―126(前半56―61)で敗れて今季の成績は1勝5敗となった。

 セルティクスは5勝3敗。ケンバ・ウォーカー(30)、マーカス・スマート(26)、ジェフ・ティーグ(32)の主力ガード陣が故障で戦列を離れているが、テータムが5本の3点シュートなどで40得点、ブラウンも18得点を稼いでラプターズを振り切った。ドラフト全体26番目に指名された新人ガードのペイトン・プリチャード(22=オレゴン大出身)は、ベンチから出て32分でいずれも自己最多の23得点と8アシストをマーク。ベテランが抜けた穴を見事に埋める大活躍だった。

 ラプターズではガードのフレッド・バンブリート(26)が6本の3点シュートなどで35得点、パスカル・シアカム(26)が22得点を稼いだものの、第2Qで14―38と一方的な展開になってしまったことが敗因。カイル・ラウリー(34)は18得点、5アシストを記録したが、後半で勝機を見出すまでにはいたらなかった。

 なおラプターズは6日からロード4連戦。サンズ(6日)→キングス(8日)→ウォリアーズ(10日)→トレイルブレイザーズ(11日)と対戦する。

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