柔道代表 海外遠征取り止めも 緊急事態宣言受け

[ 2021年1月5日 16:28 ]

原沢久喜
Photo By スポニチ

 全日本柔道連盟(全柔連)は5日、政府が今週中にも緊急事態宣言を発出する見込みとなったことを受けて、今月11~13日にカタール・ドーハで開催されるマスターズ大会への選手派遣の可否を検討すると発表した。強化委員会を中心に議論し、あす6日中に結論を出す。

 現段階で宣言発出に伴う渡航制限強化などの内容は明らかになっていないが、全柔連の担当者は「(海外遠征は)緊急事態宣言と直結するところがある。国内の感染拡大もある」と説明。現下の感染状況を鑑み、派遣を取り止める可能性があることを示唆した。

 大会には男子100キロ超級の原沢久喜(百五銀行)、同90キロ級の向翔一郎(ALSOK)、女子78キロ級の浜田尚里(自衛隊)、同57キロ級の芳田司(コマツ)、同48キロ級の渡名喜風南(パーク24)と5人に東京五輪代表が出場予定。原沢は1年1カ月ぶり、渡名喜は11カ月ぶりと、ほとんどの選手にとって1年近い実戦ブランクからの復帰戦になる予定で、派遣中止となれば五輪本番への影響が懸念される。

続きを表示

2021年1月5日のニュース