柏原明日架「調子上がってきた」 昨年V賞金で父に新車をプレゼント

[ 2020年10月21日 12:51 ]

柏原明日架
Photo By 提供写真

 女子ゴルフの柏原明日架(24=富士通)が21日、今週開催予定だった「NOBUTA GRUOP マスターズGCレディース」のディフェンディングチャンピオンとしてオンラインでの会見を行った。

 昨年大会は最終日に逆転してツアー2勝目をマーク。「15番でいいところにいたのを確認し、バーディーを取っていければチャンスもあると思っていた。集中できた」と述懐する。ミヤギテレビ杯ダンロップでのツアー初Vから28日での優勝に「初優勝の日の夕方に2勝目を早くしたい、と思った。18番の景色とか想像を超えていた。父(武道さん)もあまりほめてくれなかったし、優勝に浸ることなく早くしたい気持ちが要因だった」と振り返った。同大会は高額賞金大会でもあり、副賞の車を父にプレゼント。「新車に乗ったことがなかったというので、プレゼントできてうれしい。いろいろ苦労かけたので…」と感慨深げに話した。

 今季はなかなか調子が上がってこなかったが、前週の富士通レディースでは終始上位をキープし今季最高の8位でフィニッシュした。今季の序盤はショット力改善を意識し過ぎたことが、長所のショートゲームの不振を招き、成績が伴わなかった。改めて自分のスタイルを見つめ直し、長所を伸ばすことを徹底しプレーも良化。「ここ2、3戦で課題も整理できて調子も上がってきた」という。

 年内は残り5戦。最終戦には地元宮崎で行われるツアー選手権リコー杯(11月26日開幕)が控える。現在の賞金ランクは52位で出場を確定させていないが、同じ宮崎県出身で同年代の永峰咲希が9月にメジャー初制覇を果たしたことが大きなモチベーションとなっている。「咲希ちゃんと一緒に出たことがないんです。チャンスはあると思うし自信もある。優勝して出たい」と意欲を見せた。

続きを表示

この記事のフォト

2020年10月21日のニュース